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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 

研修で自己尊重感を高め
次世代を担う人材を育成

 

「自己尊重感」で若者に自信を!

 
タージン 導かれるようにして人材育成の道に進まれたんですね。お聞きしていると、「自己尊重感」が1つの大きなキーワードのように感じます。
 
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山田 そうですね。育児がうまくできなくて、自分を責めてばかりいた私が、この考えのおかげで今ではすっかり自分を好きになり、心に余裕が持てるようにまでなりましたから。
 
タージン こうしてお話していても笑顔がとても素敵でいらっしゃいますし、自己尊重の考えで本当に心持ちが変わられたのでしょうね。ところで今の若い世代の方々は、自分を尊重していない人が多いように思います。
 
山田 実際に大学生の就職対策講座などで若い人と話をすると「どうせ自分はこの程度。いい所なんてないですから」という言葉をよく聞くんです。本当はそれぞれに素晴らしい所があるはずなのに、大人たちに「あれができない、これができない」と否定され続けた結果、ネガティブな思考になってしまうのだと思います。
 
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タージン 私も「僕なんてあきません」とつい言ってしまうことがあるので反省するところです。あと、最近は大人が働き詰めで、子どもと接する時間が少なくなってしまうために、愛されていないと感じる子どもが増えているという背景もあるかもしれませんね。
 
山田 おっしゃる通りです。ですから私は若い人たちが自信を持って生きられるように、自己尊重感を養う「ほめ日記」を広めていこうと活動しているんですね。
 
タージン そうした若い方たちと接する時に、心がけていることはありますか?
 
山田 どの子に対しても、「みんな同じ大切な存在」という気持ちで、分け隔てなく接するようにしていますよ。これから企業に入って活躍していく若者の自己尊重感を早くから育てることが、精力的に働く良い人材の育成にもつながっていくのだと、そう思っています。
 
タージン うつ状態から今や、会社の経営者として世のために活躍されている山田社長がご自身の経験を伝えれば、きっと若い方たちも勇気をもらえるはずですよ。