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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

 
プロフィール 茨城県出身。大学卒業後、祖父の代から続く林業の道へ入り、2代目で父親でもある鈴木五一代表取締役と力を合わせて家業を支えている。かねてからの機械化の流れを重く受け止め、思い切って高性能な林業機械を導入。伐採から造材、運搬に至る作業の効率化、広域の山を集約した大規模作業にも取り組む。新時代に対応するべく、林業による社会貢献、地域活性化への意欲も高い。
 
 
 
茨城県の北東部に広がる緑濃い山々で林業を営む、有限会社鈴木木材。山主の信頼も厚い地元企業の3代目・鈴木翔吾取締役は、戦後その姿を大きく変えてきた国内林業の、さらなる変革期にキャリアをスタートさせた。時代の要請を敏感に感じ取り、高性能な林業機械を次々と導入。父親で2代目の鈴木五一代表取締役から後押しを受け、同業者の中でいち早く、山主に対する提案型事業への転換も進めている。そんな同社の取り組みに迫った。
 
 
 

人工林の山から採れる木は田畑の作物と同じ

 
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インタビュアー 宮地真緒(女優)
宮地 今日は2代目の五一社長、3代目の翔吾取締役にお話をうかがいます。林業の会社さんにお話をお聞きするということで、ここに来るまでの自動車の中で「そういえば、『与作』って林業の歌かなぁ」という話をしていました。
 
鈴木(翔) そう思いますよ。「木を切る」と冒頭で歌っていますしね(笑)。
 
宮地 不案内で申し訳ないのですが、私が林業で思い浮かぶのはそれくらいなんです。具体的にどんな仕事なのかは全然知らなくて。ここは周囲を山に囲まれていますが、あのような山に入っていかれるんでしょうね。
 
鈴木(五) そう、山が職場の仕事です。木を切ってお金に換えるために出荷するのも林業だけど、山をキレイにして、環境をよくするのも林業のうちです。
 
宮地 そうか、山の管理も担っているんですね。自然のまま放置しているだけでは駄目なんですか?
 
鈴木(翔) ええ、木も田畑の農作物と一緒で、手入れをきちんとしないとうまく育ってくれないんです。特にこの地域の場合、あの山々をびっしりと覆っている木の、ほぼ全部が人の手で植えた人工林なので、ケアが必要なんですよ。
 
宮地 えっ!? あれは全部、植林されてできた山林なんですか。
 
鈴木(翔) そうなんです。このあたりはもともと広葉樹の山でしたが、それらは戦争中に切り倒して様々な用途に使われたそうです。
 
鈴木(五) 例えば、炭にしたりね。
 
鈴木(翔) それで、そのあとにスギやヒノキを植えたわけです。針葉樹は加工が楽で、建材などにしやすいですからね。その時に一斉に植えたから、ここらの山の木は大体50年から60年を経たものがほとんどです。 
 
 
 
 

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