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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

人の心に寄り添い
感動を呼ぶデザイン

 

世の中を動かすような力強い提案をしたい

 
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川﨑 僕の場合、素の「川﨑麻世」をどこまで出すかのバランスに苦心します。仕事によって「川﨑麻世」を打ち出す場合と、捨てる場合の2パターンがあるんです。既存のキャラクターを見に来る人の期待に応えるか、自分の新しい可能性を見せるか。個人的には自己イメージを覆すような仕事が好きで、良い意味での驚きをお客様に届けたいので、意外性を大切にしています。ただ、自己本位の演技に突っ走ると、観客の方々を置き去りにしてしまうんですよ。
 
小林 その難しさはよくわかります。私もクリエイターのさがで、クオリティの高いものを創出したくなりますが、お客様の目線も忘れるわけにはいきません。その点、ミュージックアートとビジネスのバランス感覚が絶妙だったザ・ビートルズが大好きですね。「質」と「量」を兼ね備えている。素晴らしいと思いませんか?
 
川﨑 確かにザ・ビートルズの楽曲は一般の人とマニアの両方から支持されていますよね。
 
小林 しかも、性別や年齢、国籍も越えて多くの人に愛されているでしょう? 私も、ザ・ビートルズのように質が高いうえ、広く世に売れていく作品をつくっていきたいと思っています。そのためには「アート性」だけでなく「商いの心」も大事だと思っています。この言葉も、サントリー時代に学びました。今では、「やってみなはれ」よりも大切にしている言葉です。
 
﨑 人の印象に残る質と同時に、人々に売れる量にもつながるクリエイティブを目指していらっしゃるんですね。お話をうかがって、新しいものを生み出し続けようとする小林さんのプロ意識の高さを感じました。
 
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小林 慣れ親しんだ成功パターンや、流行を真似るだけの二番煎じでは、人の心は動かせません。質・量ともに高い仕事をするには、新しい発見や新しい出会いを楽しむ姿勢が必要です。これまでの私の歩みを振り返ると、不思議と商品を、企業を、我が子のように育てようと頑張る人に出会うケースが多いんです。その商品や企業は確実に成功していますね。
 
川﨑 ホームページを拝見すると、「いいね(iiNE)」というクリエイティブユニットを発足されたとあります。これもやはり、新しい価値をつくる取り組みであり、新しい出会いの場でもあるのでしょうか?
 
小林 はい、もう1つのコバヤシディレクションとも言えるプロジェクトを始動しました。「いいね」の目的は、世の中を動かすような力強いアイデアを出すこと。優秀なクリエイター、ストラテジスト、ブランディングディレクターが集結し、ブランディングやリブランディングを強化する提案を行います。これまでの当社は、クライアントから直に仕事を請け負うか、指名をされての仕事が多いですが、その受注の流れをさらに強化するブランドチームとして働きかけていくつもりです。力強いアイデアで、商品だけでなく企業を、そして社会をワクワクさせるような仕事をするのが、「いいね」の使命だと考えています。
 
川﨑 僕も俳優というクリエイターとして、人々の心を動かすような仕事に取り組んでいきたいと思います。本日は、貴重なお話をありがとうございました! 
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
湧き出る笑顔と幸福感で、人々が満たされる瞬間に立ち会うことが、私たちの仕事の楽しみです。
(小林良弘)
 
 :: 会社概要 :: 
   ■ 社名 株式会社コバヤシディレクション
 ■ 本社 〒156-0042 東京都世田谷区羽根木 1-21-22 羽根木のもり、はなれ #02
 ■ 事業内容 デザイン事務所
 ■ 設立 平成7年1月 
 ■ ホームページ http://k-direction.jp
 
 
 
 

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