B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

家を守り色を楽しむ
塗装に真心を込めて

 

家を守るため、塗装に真心を込めて

 
140702_k1802_S2_ex03.jpg
若い世代への技術の伝達にも積極的に取り組んでいる
池内 オリジナルカラーの依頼もあります。忘れられないのはイギリス出身のお客様から、「母国の、ある建物の色にしたい」という繊細な色彩をご希望いただいたことです。あの調合は難しかったですが、いっぽうで非常にやりがいが感じられる案件でしたね。
 
鶴久 難しい案件ほど力の発揮しがいがあるというのは、池内代表が腕に絶対的自信を持っていらっしゃるからこそでしょうね。お客さんも自分のイメージする色の建物になれば嬉しいでしょうし、それを実現できる池内代表のような方が増えれば、お客さんの要望ももっと多様化すると思います。
 
池内 ええ、私自身もお客様にもっと、色を楽しんでもらいたいです。そんなお客様が増えてくだされば、職人さんの色調合の技術も上がっていくと思いますので。
 
鶴久 家の塗り換えの時などに自分の好きな色で注文してみたら、住む楽しみも広がりそうだなぁ。ところで、塗り換えは何年ごとに行うのが適切なんですか?
 
池内 最近は建材も塗料も良質で長持ちしますけど、それでも10~15年で見直す必要がありますね。こすって指が白くなったり雨で濡れると色が変わったりする壁面は、塗料が劣化している証拠です。水は住宅の天敵ですから、しっかり防水することが家を長持ちさせる秘訣ですよ。
 
鶴久 いいことをお聞きしました。指で自宅の壁をこすって調べてみますね。お話をうかがっていて思ったのですが、家の劣化を防ぐうえで塗料が果たす役割はかなり大きそうですね?
 
140702_k1802_S2_d001.jpg
池内 私は「100%塗料にかかっている」と言えるくらい重要だと考えています。日本は四季の変化があるうえ、近年は大雨や大雪が降るし夏は陽射しの強い日が続くでしょう? 紫外線や酸性雨、湿気などもある。そういったものから家を守るには外壁をコーティングする塗料の存在が不可欠なんです。どうも皆さん「家を建てる」ことには一生懸命なんですが「家を守る」ことに無頓着な方が多いので、家をキレイに維持し続けようとする意識がもっと浸透してほしいですね。
 
鶴久 塗料は「色を楽しむ」もの。そして何より、「家を守る」ものでもあると。池内代表のような職人さんが増えると、我々の自分の家に対する意識も変わっていくんだろうなぁ。
 
池内 実は私自身、刷毛や色調合などの塗装技術はもちろん、技術を活かすためのハートを若い世代の職人さんに伝えていきたいと思っているんです。現在は息子たちも私と一緒に仕事をしているので、真心を込めた仕事ができる環境を後に続く人たちにつくってあげたいですね。
 
鶴久 素晴らしい! 池内代表の背中を見た若い人たちは、きっと熱い職人魂を受け継いでくれますよ。
 
池内 ありがとうございます。私も職人としてもっともっと技術を磨きたいし、お客様に喜んでいただきたい。ですから、これからも職人としてのプライドを持って、真心を込めた仕事を続けていきます!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
利益以上に貫きたい何かを持つことですね。利益を一番の価値基準にして仕事を判断してはダメだと思います。
(池内明)
 
 :: 事業所概要 :: 
   ■ 事業所名 武蔵野ペイント倶楽部
 ■ 本部 〒189-0002 東京都東村山市青葉町2-13-17
 ■ 武蔵野支部 〒181-0013 東京都三鷹市下連雀2-23-2
 ■ 事業内容 塗装リフォーム業
 ■ 設立 昭和49年3月
 ■ 従業員数 4名
 ■ ホームページ http://paint-club.jimdo.com