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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

不安が現実になる前に
心の闇を法の光で照らす

 

地元に根ざし枝葉を広げる柳の木に

 
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小柳 冷静な判断を保つには、引き出しを多く持つといいのかもしれません。
 
橋本 同感です。そのために絶えずアンテナを張って情報を取り入れ、依頼者のニーズに適した形でお出しするようにしているんです。たとえば、経営がうまくいかず、挫折しかけている会社の経営者に 「もう少し頑張りましょう」 と励ますのと、「景気も上向いているし、近々税制優遇もありそうですから、もう少し頑張りましょう」 と話すのとでは、受け取り方が全く異なります。社会情勢に長けていないと、アドバイスが薄っぺらくなってしまうんです。
 
小柳 法律を武器に人の役に立つ、力になる仕事であっても、その辺りは弁護士と大きく異なるところですね。
 
橋本 はい。弁護士が外科手術で大きな患部を取り去るのが仕事とすれば、私たち司法書士は患部や症状が小さなうちにその原因を取り去る、あるいは病気を未然に防ぐ漢方医のような仕事と言えますね。
 
小柳 傷口が小さなうちに、やさしく癒してくださるとお客様も助かるでしょう。
 
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橋本 以前、縁あって東日本大震災の被災者から依頼を受けましてね。ご相談にのり、現地にまで赴くなど、できる限りのお手伝いをさせていただきました。しばらく経って、その方々から牡蛎が送られてきたんですよ。震災後、初めて収穫したという貴重な牡蛎をわざわざ送ってくださったことに感動を覚えると共に、遠回りしましたが、この職業に就いて良かったと実感したものです。
 
小柳 そうした喜びが自信につながり、司法書士としての器をより大きくさせることと思います。自信のない人のステージは観ていてつまらないのと同じで、依頼者の方も先生の自信をきっと計っていらっしゃるでしょうから。
 
橋本 おっしゃる通りですね。士業としての誇りと自信で確固たる自分を保ついっぽう、柔軟に依頼者のニーズに応えていきたい。どこまで曲がっても決して折れることのない柳の木のような自分でありたいと思います。
 
小柳 風雨にも積雪にも負けない、大きな枝葉を広げていただきたいわ。
 
橋本 そのためには、根を深く張らなくてはなりません。地元である横浜・本牧で暮らし、働く方々のために、今後も精一杯励みたいと思います。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
真剣に取り組むことですね。身を切るほど真剣になれれば、それだけで仕事は充実し、楽しめるようになるものです。
(橋本浩二)
 
 :: 事業所概要 :: 
   ■ 事業所名 本牧司法書士行政書士事務所
 ■ 所在地 〒231-0806 神奈川県横浜市中区本牧町1-2 TK本牧ビル2F
 ■ 事業内容 司法書士・行政書士事務所
 ■ 設立 平成22年10月