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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

徹底した顧客第一主義で
信頼される環境調査会社

 
 
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矢部 官公庁から店舗まで、実に幅広いお客様とのお付き合いがあるのですね。そもそも、このお仕事に携わられるようになったきっかけは、どのようなものだったのですか。
 
西尾 社会人のスタートは、現在も当社業務の柱となっている下水道設備の保守をメインとする会社でした。入社のきっかけは、友人に誘われて、最初はアルバイトで入ったのです。それがどういうわけか社長に気に入られ、正社員に上げられまして、そこで12年間頑張りました。
 
 

次のステージに踏み出せたきっかけ

 
矢部 長く勤められた会社から独立を果たしたきっかけについても、教えてください。
 
西尾 もともと学生の頃から、自分で会社を経営したいという意識はあったのです。周囲からも言われ続けて洗脳された部分もあったかもしれません。学校やバイト先でも、リーダーや店長代理など、割と人をまとめる立場になってしまうことが多かったのですよ。そんな自分の特性を活かしたいという意識はありましたね。
 
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矢部 リーダーの素地があるかないかって、若いうちから雰囲気に出ますよね。
 
西尾 まあ、とにかくそういうわけで、いずれ会社をやるにしても社会の仕組みを知ってからだと考えて就職した面もあったので、会社には2~3年お世話になればいいぐらいの気持ちだったんです。ところが、いざ働きはじめると、元来が負けず嫌いな性格なので上司や先輩社員を追い越すぐらいに頑張ってしまって、どんどん出世してしまったのです。最後は実質ナンバー2の立場に上げられました。
 
矢部 素晴らしいじゃないですか。実力が認められたわけでしょう。
 
西尾 ところが、それがまずかった。急に出世していくものだから周囲はやっかむわけです。また社長がワンマンでしたから、それが不満な若手社員には社長より私を慕う子たちも出てくるわけです。当然、社長は面白くない。私と距離を置くようになる。そこに、私のことを面白く思わない先輩社員たちがつけ入ってくる。最後には 「西尾がお客さんを連れて独立を画策している」 などと、根も葉もない話を社長に吹き込んだから、さあ大変。