インタビュアー 宍戸開(俳優)
地曵 お米や野菜を中心に、複数の作物を育てています。あえて一つの作物に絞り込まず、需要や気候の変化に合わせて、さまざまな作物を選ぶようにしているんです。たまに、「これをつくって」と飛び込みのご依頼をお受けすることもあり、柔軟に対応する姿勢を大切にしています。
宍戸 新しい作物にも積極的にチャレンジなさっていて、素晴らしいですね!
地曵 ありがとうございます。また、地域のお盆や年中行事で使われるミゾハギやサカキ、ヒイラギといった花卉(かき)も、地元の青果市場さんと一緒に販売しています。こちらは大量に扱うものではないので、正直、大きな利益が出る事業ではありません。しかし、地域の伝統や文化を守る意味でも、長く続けていきたいと思っています。

地曵 いえ、実は元公務員で、17年救急隊員をしていました。祖父が怪我をしたことをきっかけに、農業を継ぐことにしたんです。当時、祖父と同世代の農家さんたちも、後継者の問題で畑を畳む方が増えている状況でした。それで、地域の農業の未来について考えるようになったんですよ。私が後を継ぐにあたって法人化したのは、農業を一つのビジネスとして捉えてしっかり拡大させていきたいという思いからです。
宍戸 長年続けた仕事を辞めてまで農業の道へ進まれた、地曵社長の覚悟がうかがえます。とはいえ、自然相手なので、うまくいかないことも多いのでは?


