GG佐藤　埼玉県富士見市に本社を構え、不用品の買取販売を手がける株式会社アイスタの穐山泰郎（あきやま たいろう）社長にお話をうかがいます。御社は急成長を遂げられているそうですね。
 
穐山　洗濯機や冷蔵庫など大型家電の出張買取に力を入れている点が、大きな要因だと思います。家電製品の買い取りは、重量の重いものを持ち運ぶため人的な負担が大きく、他社ではあまり取り扱わないケースが多いんです。そこで、お客様が不要になった家具・家電の扱いに困っていることに着目し、お困り事に寄り添うことで、全国から年間10万件規模のお問い合わせをいただけるまでに規模を拡大することができたのだと思います。仕入れた家電は、単身赴任のビジネスパーソンや学生の方を中心に販売もしているんですよ。
 
GG佐藤　なるほど。他社では扱いにくいと考えられている家電製品の分野にあえて挑戦されてきたからこそ、急成長しているわけだ。
 
穐山　ええ。常に新しい価値観や手法を取り入れ、「まずは自分の行動を変える」ことを経営理念に掲げています。そして、地道な挑戦を着実に続ける強さを持つ姿勢を大切にしているんです。
 
GG佐藤　そうした穐山社長の信念が、事業を推し進める力になっているのだと思います。お客さんと接する際に心がけている点についても、ぜひ教えてください。
 
穐山　決まりきった業務をするだけでなく、私たちからお客様のお困り事を積極的に探す姿勢を持ち、幅広くお役に立てるよう、スタッフ全員で常に意識しています。また、「遺品整理をしてほしい」「不用品の回収を依頼したい」など、不要品の買い取り以外のご要望にも、そのつど専門業者と連携を取りながらお応えできる体制も整えています。