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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

法務のアウトソーシング を実現した弁護士法人
弁護士法人グレイス 代表弁護士 古手川隆訓

 
プロフィール 大分県出身。1998年に同志社大学卒業後、日本アイ・ビー・エム(株)に就職し、営業職として勤務する。その後、自分自身の一生の武器となる資格を身に付けるために弁護士になることを決意。2003年に司法試験に合格し、東京都の法律事務所で3年間実務の経験を積んだ。2009年に独立し、その後法人化して弁護士法人グレイスを設立。現在は650社を超える企業を顧問先に持ち、幅広い分野の法律相談に対応している。【ホームページ
 
 
 
東京都港区に拠点を置き、企業向けの顧問弁護士サービスを手がける弁護士法人グレイス。「いつでも、どこからでも、自社の法務部のように気軽に相談できる弁護士法人でありたい」という代表弁護士の古手川隆訓氏は、チャットツールを利用したオンラインでの法律相談など、業界でも珍しい取り組みを行っている。実に650社を超える数多くの顧問先から厚い信頼を寄せられている古手川代表に、それらの取り組みや仕事に対する思いを詳しく聞いた。
 
 
 

一般企業の会社員から、弁護士を目指す

 
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インタビュアー 春香クリスティーン(タレント)
春香クリスティーン(以下、クリス) 主に法人向けの顧問弁護士サービスを提供している弁護士法人グレイスさん。お聞きしたところ、古手川代表は弁護士業界では珍しく、一般企業に勤めていた経験があるそうですね。
 
古手川 そうなんです。私は以前、日本アイ・ビー・エム株式会社で営業職として勤務していました。特に今でも強く印象に残っているのは社内弁護士とのやりとりですね。そこでは、契約書を作成する際に、間違いがないよう社内弁護士に相談する決まりがあったんです。しかし、その社内弁護士はいつも近寄りがたい雰囲気で、私は相談するたびにお客様と接する以上の緊張を感じていたんですよ。
 
クリス えっ!? 一番身近であるべき社内の弁護士さんなのに、相談しにくいなんて・・・。
 
古手川 社内弁護士に相談の電話をかけるときは手が震えていました(笑)。 とても恐れ多い存在でしたが、当時の弁護士の方はそれが普通だったのかもしれません。一方で私は営業という職種を生涯やり抜く自信がなかなか持てないでいました。それで「なにか手に職をつけることはできないか」と悶々としていた時、偶然、書店で弁護士に関する本を手にしたのが今の仕事を志すきっかけでした。本の内容は覚えていないのですが、“弁護士”という職業を人生で初めて意識した瞬間でした。たまたま手にした弁護士に関する本を見て「これだ!」と感じまして。
 
クリス 古手川代表が弁護士の道に進まれたきっかけが一冊の本だったとは驚きました。すごいご縁ですね! 
 
古手川 その後は文字通り猪突猛進でした。そして、私は会社を退職して2000年4月から法律の勉強を重ね、2003年に司法試験に合格して弁護士資格を取得しました。