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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

本物の近江牛が味わえる 地域密着の老舗精肉店
株式会社マートキムラ CEO 浅居裕稀

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 大阪府三島郡で近江牛をはじめとする黒毛和牛や九州産もち豚などを販売するマートキムラさん。浅居社長は3代目になるそうですね。
 
浅居 ええ。弊社は1975年に祖父が立ち上げ、父がバトンを受け継いで発展してきました。私も保育園の卒園ビデオで「お肉屋さんになる」と言っていたそうです(笑)。肉の目利きや商売の仕方は、祖父や父を手伝う中で知らず知らず身についていました。
 
狩野 御社は、日本三大和牛にも数えられる滋賀の近江牛、それも認定A4以上の高品質の肉にこだわっていると聞いています。
 
浅居 はい。肉のよしあしを判断する代表的な指標は、サシと呼ばれる、肉の断面に網目状に入った脂肪です。そのサシを表すランクとしてBMS(ビーフ・マーブリング・スタンダード)と呼ばれるものがありまして、その基準によってA4などのランクが決まるんです。それで、競りの段階の牛を「枝肉」と言って、通常はこの肉のリブロースの部位でサシを判断します。ただ、リブロースには霜降りのサシがあって当たり前なので、弊社ではそれ以外の赤身のモモにどれだけサシが入っているかで判断するんです。これまでに積み重ねた経験値がものを言う目利きですね。
 
狩野 代々続く老舗としての信頼と経験があるからこそ可能な、プロの判定法があるわけだ。最上級のお肉を販売されている一方で、精肉店の定番とも言えるお惣菜のコロッケやお弁当なども扱っているんですよね。
 
浅居 もちろんです。地域の皆さんが気軽に食べられる商品を届けたいという思いがありますからね。他にも、地域の学校や保育園、高齢者施設などにもおいしく、安心なお肉を提供しています。
 
狩野 お祖父様やお父様が築いてきた地域とのつながりを変わらず大事にされていることが伝わってくるお言葉です。
 
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浅居 伝統的な部分は大事にしつつ、ポジティブな気持ちで、常に新しいことにチャレンジしていきたいです。私には、弊社のお肉のおいしさをもっと多くの方々に知ってほしいという夢があります。そのために、繁華街に焼き肉店を出店する準備をしているんですよ。店舗を通じて、“本物の肉”を多くの方々に味わっていただきたいです!
 
狩野 それは楽しみだなぁ。業界の常識や固定観念にとらわれずにポジティブに挑戦を続ける“浅居スタイル”で、おいしいお肉の味を、多くの人に伝えてください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私はとてもポジティブな人間で、失敗した時のことは考えません。そうやって、いいイメージを持って仕事に取り組めば、自然と楽しめると思います。
(浅居裕稀)
 

:: 企業情報 ::

株式会社マートキムラ

〒618-0014 大阪府三島郡島本町水無瀬2-1−1

ホームページ
https://www.mart-kimura.co.jp/
Instagram
https://www.instagram.com/mart.298.kimura/