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スペシャルインタビューSPECIAL INTERVIEW

 

直感と気付きを大切に
楽しい方向へ進み続ける

 
1994年に女優デビューを果たし、バラエティ番組などでの活躍も通じてお茶の間の人気を集めた鈴木砂羽さん。小学生の頃から、演技の道に進む予感がしていたという。人は誰しも「これだな」と思える仕事があると語る鈴木さんに、演技の道に入ることを考えたターニングポイントや、長年の経験から得た「楽に生きる考え方」などをたっぷりとうかがった。
 
 

楽しいと思えれば天職

人はそれぞれ、生まれついて得意なことがあると思うんですよ。そういったことに、成長していく中で気付けるかどうかが重要だと考えています。私の場合は、小学校1年生のときからモダンバレエを習っていました。あまりにも落ち着きのない子どもだったので、母が「どうせ動き回るのなら、きれいに動いてほしい」と考えて習わせてくれたんです(笑)。
 
モダンバレエを通じて、人前に出ることに慣れていきました。そうして役者になる土台がつくられていったのでしょう。当時の先生いわく、私のバレエはどこか“演技的”だったようです。「いかにもセリフが聞こえてきそうな表現」だとおっしゃっていました。そういった経験から、小学生ながらに「演技の道に進んでいくのも良いかもな」という気付きを得たんですよ。
 
よく「何の仕事をしたら良いのかわからない」という声を聞きますよね。私は、生きていく中で自分が就くべき仕事は決まっていると思っているんですよ。自分自身が「楽しいな」「向いているな」と思える仕事が必ずあるんです。それに気付けるかどうかが重要なんですよ。そういった感覚を研ぎ澄ませていれば、いつか「これだな」とわかる瞬間があるはずです。
 
興味のあることには、変化を恐れずに飛び込んでみるのが良いと思います。「私なんかが」と遠慮するのではなく、積極的に「やります!」と参加していく。そうすると、良い仕事との出合いがあるのではないでしょうか。
 
自分自身が「楽しい」と思える仕事であれば、それは天職です。働くことは苦しいことではありませんから。例えば職場の人間関係に悩みがあるのであれば、心地良いと思える場所に移ったほうが良いですよね。自分のために生きているのだから、楽しいと思える場所を模索していくのが良いと思います。
 
 
 
 
 

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