被災地でのボランティア活動が事業の原点
インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
吉村 はい。2011年の東日本大震災や、2016年の熊本地震などでも活動した経験があります。そのきっかけとなったのが1995年、私が小学6年生の時に発生した阪神・淡路大震災でした。私や家族は幸いにして大きな被害を免れたものの、その際に母から「困っている人のために募金活動をしよう」と提案され、母の活動を手伝ったんです。それからしばらくして、被害の大きかった地域に住む同年代の男の子からお礼の手紙をもらいまして。それが嬉しかったのと同時に、お金には人を助ける力があるんだなと、子ども心に感じたのを覚えています。
今岡 その体験がずっと心に残っていたんですね。
吉村 ええ。そこで、東日本大震災の時には宮城県気仙沼市に向かい、主に現地の子どもたちの支援に携わりました。その後、熊本地震の際には自身でクラウドファンディングを企画して資金を募り、支援物資を現地に届けるといった取り組みも行いましたね。当時は伊藤忠商事株式会社のグループ会社で勤務していまして。会社員としての経験を積みながら支援活動に携わる中で、今度は住まいの面から困っている人を支えたいと思うようになり、現在の仕事につながっていったんです。
