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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

急須で淹れる至福の一杯 心安らぐ日本茶専門店
茶のいろ 店主 松尾佐知子

 
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インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
今岡 日本茶専門店・茶のいろさんの代表で、建設業を営む松尾三佳さんと店主の佐知子さんにお話をうかがいます。佐知子さんはお茶の産地として名高い静岡県掛川市のご出身だそうですね。
 
松尾(佐) はい。掛川は深蒸し茶の名産地ということもあり、お茶は暮らしに溶け込んでいました。仕事や子育てで疲れていた私を癒してくれたのも一杯のお茶。「明日もまた頑張ろう」と思えるような安らぎの存在でしたね。ところが、結婚を機に和歌山へ移住すると、お茶をゆっくり楽しめる専門店が身近にないことに気付いたんです。
 
今岡 当たり前にあったものが、とても贅沢なことだったと。
 
松尾(佐) 豊かな時間をこの街の人たちにも届けたい一心で、日本茶インストラクターの資格を取りました。そして2025年8月、お茶のいろはを基礎から学べる体験型のお店を開いたんです。
 
今岡 三佳さんと改装された店内は、かつては喫茶店だったとか。凛とした中にも木の温もりがあり、格子を彩る着物生地がパッチワークのようで素敵です!
 
松尾(三) ありがとうございます。本業の技術を生かし、異なる柄の生地を一枚ずつ丁寧にはめ込んで仕上げました。格子を抜ける光の彩りが、訪れる方の心を穏やかにしてくれる優しい空間をイメージしたんです。
 
松尾(佐) 空間づくりをはじめ、急須を選んでいただいたり、香りを楽しんでいただいたりと、五感でお茶を味わうための工夫をこらしています。ぜひ今岡さんにも、淹れたての一煎目を召し上がっていただきたいです。
 
今岡 いただきます。・・・お出汁のような濃厚な旨味ですね!
 
松尾(佐) 40度ほどの低い温度で淹れることで、本来の甘みが凝縮されるんです。二煎目、三煎目と温度を変え、味の変化を知るのが当店の醍醐味なんですよ。
 
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今岡 奥深さを知るとお茶への向き合い方が変わりますね。多忙な日々の中、ペットボトルのお茶は重宝します。一方で、急須で丁寧に淹れる本来の香りと安らぎは、何物にも代えがたい贅沢だと感じました。
 
松尾(佐) 本当にそうですね。私たちは各地の茶葉の魅力を届ける拠点として、来年には新店舗も計画中です。一日10分でも、急須で“ほっこり”する時間を、和歌山から一人でも多くの方へ広めていきたいですね。
 
今岡 日常の喧騒を離れ、一杯のお茶とともに自分を見つめ直す。茶のいろさんでのひと時が、多くの人の心に温かなゆとりをもたらしていくことを願っています。
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
好きなことを仕事にできているので、今が一番楽しいですね。お客様の「また来ます」の声が励みになります。
(松尾佐知子)
 

:: 店舗情報 ::

茶のいろ

〒649-6227 和歌山県岩出市清水485-1

ホームページ
https://cyanoiro.com/
Instagram
https://www.instagram.com/cya_no_iro/