インタビュアー 濱中治(野球解説者)
JUAN 母国のベネズエラでは子どもの頃から働くのが当然でした。家庭が貧しく体も小さかった私は、「ボクシングでのし上がるしかない」と覚悟を決めまして。最初にファイトマネーをもらったのは12歳のとき。やがてWBAフェデラテンミニマム級、フェデボルミニマム級、世界ミニマム級、フェデラテンフライ級の王座を獲得しました。
濱中 日本では、2006年8月の亀田興毅さんとの試合を大勢の方が覚えていますよ。
JUAN あの試合では多くの方が私を応援してくれました。日本が大好きになった私は引退後、亀田大毅さんが会長を務めるジムでトレーナーに就任したんです。経験を積んだ後、2025年9月に独立しました。住吉区の我孫子町駅前にある当ジムは、ダイエットをしたい女性からプロボクサーを目指す方まで私が指導しています。4歳から年齢・性別に関係なく通えますよ。また、私が特に大切にしているのは精神力を鍛えること。人として強くなってもらうことです。
濱中 元世界チャンピオンから直接指導してもらえるジムはそうそうありません。本当に貴重なジムですよ。ご自身のジムを持った感想はいかがですか。
JUAN 世界チャンピオンになるより、トレーナーの仕事のほうが難しいと感じています(笑)。ですから今も勉強の日々です。ベネズエラと同じで、日本にも親が仕事で忙しく寂しい思いをしている子どもがたくさんいます。かつての私と同じ境遇の子どもたちに、ボクシングを通じて夢を持つことの大切さを伝えたいですね。

JUAN ボクシングの練習を始めている、12歳の息子を世界チャンピオンにすることです。もちろん、息子だけではありません。このジムからチャンピオンを誕生させるために、私が持っているノウハウをすべて注ぎ込み、全身全霊で頑張ります!
濱中 ボクシングの世界チャンピオンというと、怖い人というイメージを持つ方もいるかもしれません。でも、ランダエタさんはとても穏やかなお人柄。その中に、誰よりも燃え上がる情熱を持つランダエタさんの新たな門出を私も応援します!
「仕事を楽しむ」とは‥
目標や夢を持つことで人生は輝くと思います。今は誰かの背中を押すことが私の楽しみですね。
(JUAN LANDAETA)
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