タージン　京都の喫茶 翡翠さん。昭和レトロにレトロモダンの雰囲気をかけ合わせたような、素敵なお店ですね！　岡田代表はどのような経緯でオーナーになられたのでしょう？
 
岡田　私は前職でガスメーター点検の作業員をしており、たまたまこの店も巡回コースに入っていたんです。ある日、先代のオーナーに、体調を崩したからもう店を続けられない、代わりにやってくれないかと突然頼まれまして。2018年のことでした。
 
タージン　ええ！？　それはまた急でしたね。
 
岡田　さすがに、その場で「はい」とは言えませんでした（笑）。でも、家族や友人に相談したらなぜか全員が大賛成で、ものすごい勢いで背中を押されたんですよ。それで、戸惑いながらも4代目のオーナーになることを承諾しました。
 
タージン　そんな珍しい経緯で、いきなりお店を任されたわけですか。よくここまで続けてこられましたね。
 
岡田　初めは無我夢中でしたよ。食事もドリンクもメニューが多く、レシピを覚えるだけで一苦労。しかも、カウンター席とテーブル席を合わせると100人入る広さですからね。定休日を設ける前は休みも月2回程度だったものの、今思うと楽しかったです。アルバイトさんも頑張ってくれましたし、夫が家事の一切を担ってくれたり、娘が手伝いに来てくれたりと、家族の支えもあったおかげで、ここまで続けてこられたのだと思います。本当に感謝しかありません。
 
タージン　ご家族やスタッフさんの思いも詰まったお店なのですね。それにしても、メニューを拝見すると、コーヒーはもちろん、フルーツパフェにオムライス、さらにカツ丼まであります。全部つくっておられるのですか？