インタビュアー 鶴久政治(元チェッカーズ)
杉岡 ありがとうございます。当工房では、自由な感性で楽しめる「さをり織り」のレッスンを行っています。入会金は不要で、体験コースから月謝制まで幅広くご用意しているんです。1000円から気軽に始められるので、初めての方でも安心ですよ。
鶴久 気軽に参加できるのは嬉しいですね。さをり織りとは、どのようなものなのですか?
杉岡 織り図に決まりがなく、自分の好きなように織る織物のことです。「さをり」は、「差を織る」から名付けられたと言われています。好きな布や糸を使えるので、つくり手の個性を活かすことができるんです。織り機を使い、ストールやタペストリーのような織物を制作します。糸が出ていたり不ぞろいであったり、失敗に近い見た目に仕上がっても、作品の味わいとして楽しめますよ。
鶴久 つくり手の感性の“差”が味になるわけですね。杉岡代表はどのようなきっかけで、さをり織りに出会ったのでしょう。

鶴久 本当に、人生そのものが一本の糸のように自然につながっていったのですね。
杉岡 そう感じます。創始者が提唱した「自由に織る」という考え方に共感し、年齢や障がいの有無を問わず、誰もが楽しめる場をつくりたいと思い、この工房を開きました。