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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

実践・経験重視の学びで 未来をつくる民間学童!
株式会社 DREAM ONE 代表取締役 中野拓真

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 株式会社 DREAM ONE(ドリームワン)が運営する、大阪府守口市のアフタースクール、KIDS FAMILY(キッズ・ファミリー)さんにお邪魔しています。中野社長の子どもたちに注ぐ愛情が感じられる学童ですね。
 
中野 ありがとうございます。もともと私は子どもが大好きでして。立命館大学時代は相撲に打ち込みながら教員免許を取り、卒業後は学校の先生になろうと思っていました。ところが大阪府警にいた相撲部の先輩から、「少年事件にかかわることもできるぞ」と誘われて採用試験を受けたところ合格したんです。子どもを守る仕事も良いなと考え、警察の道に進みました。
 
狩野 見事なキャリアを投げうってまで起業したのはなぜなのでしょう。
 
中野 自分も結婚して子どもが生まれ、府警の勤務も充実していました。ただ、警察はあくまでも事件が起きてから動く組織です。防犯指導も行うものの、警察官の制服を着ていると子どもたちと距離を縮めにくいんですよ。子どもを被害者にも加害者にもしたくない。もっと身近な存在として彼らの未来を守りたい。そう決意した私は府警を9年で退職し、2021年に株式会社DREAM ONEを設立して、守口市で唯一の民間学童保育をつくりました。
 
狩野 子どもたちのためにという強い思いが伝わってきますよ。しかし、これだけ充実した施設を立ち上げるのは大変だったのではないでしょうか。
 
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中野 そうですね。守口市からの補助金のお話もいただいたのですが、独自のスタイルや運営方針を優先したく、あえて受け取らないという選択をしました。府警の仲間からは「安定した仕事を捨てるな」と反対されましたね。ただ、妻や家族・親戚は「応援するよ」と背中を押してくれたんです。ゼロからスタートしたKIDS FAMILYがここまで来ることができたのは、子どもの送迎や見守りを担当してくれるなど、サポートしてくれた家族や親戚の方々のおかげです。
 
狩野 アットホームなKIDS FAMILYさんの雰囲気は、中野社長と共に歩む身内のみなさんの温かさが醸し出すものだったんですね。では、スクールの内容を詳しく教えてください。