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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

“暮らし”をデザインし 目に見えない価値ある家を
明工建設株式会社/MEIKO夢ハウス株式会社 代表取締役社長 仁藤衛

 
プロフィール 静岡県牧之原市出身。高校の建築科を卒業後、地元の総合建設会社を経て明工建設(株)に入社。現場監督として幅広い施工に従事し、品質管理・工程管理・原価管理のスペシャリストとして信頼を得てきた。2015年に代表取締役に就任後も顧客第一主義を貫き、現場も自ら率先して対応する。一級建築士、一級建築施工管理技士、一級土木施工管理技士をはじめ、ハウジングライフプランナー、住宅断熱施工技術者、静岡県耐震診断補強相談士、地震被災建築物応急危険度判定士など多彩な専門資格を保有。オーガニックで豊かな暮らしの家づくり推進協議会の会長として健康と環境を重視した住まいづくりにも力を注ぐ。
 
 
 
静岡県を拠点に住宅などの設計から施工、販売を手がける明工建設株式会社とMEIKO(メイコー)夢ハウス株式会社。両社の代表取締役社長を務める仁藤衛氏は、業界一筋、40年以上の実績を持つ、住まいづくりのエキスパートだ。空気や水、電気といった“目に見えない要素”にこだわり、快適な住環境を追求してきたという。建物ではなく、顧客の“理想の暮らし方”そのものを提供したいという仁藤社長に、仕事にかける思いを聞いた。
 
 
 

老舗が描くエネルギー自立型の未来の家

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 こちら、注文住宅の施工や販売などの事業を手がける明工建設株式会社さんのモデルハウスなんですね。1971年の創業以来、半世紀以上の歴史ある会社が、新しいコンセプトの先進的な家を提案しているとのことで、驚きました。
 
仁藤 はい。弊社がこれまでに培ってきた施工のノウハウや技術に、太陽光発電や蓄電システム、AIと気圧調整式換気システムといった最新技術を融合させています。例えばこの家では、昼間の電力は太陽光でまかない、夜は蓄電池でカバーしていて、電力会社に頼らず生活できる設計なんですよ。
 
石黒 電気代が上がっている今、自家発電で暮らせるのは本当にありがたいです! しかも、停電時の復旧も早いとか?
 
仁藤 そうなんです。何らかの理由で停電しても、6秒ほどで家中の電源が復旧するのです。実際にブレーカーを落として停電状態にしてみましょうか。
 
石黒 ・・・わ、本当にすぐ点いた! この“すぐ戻る”感覚、災害時にはすごく安心ですね。
 
仁藤 太陽光発電装置と蓄電池があるので、冷蔵庫やキッチン家電もすぐ使用できますよ。電気が戻るだけでなく、“停電時の不安がいらない家”であることが、私たちの理想です。