
インタビュアー タージン(タレント)
西山 ありがとうございます。当農園は私が知る限りでも、曾祖父の代から続く農家です。私は、憧れだった小・中学校の教員を38年間務めながら、兼業農家として米づくりに汗を流し、2021年、校長を最後に定年退職し専業農家に転身しました。農園では伊賀米コシヒカリとみえのゆめを生産。どちらも農林水産省が定めた基準をクリアした特別栽培米です。
タージン 特別栽培米という言葉は初耳です。どのようなお米なのでしょう。
西山 農薬の使用回数と化学肥料に含まれる窒素成分の量を、同じ地域の農家と比べ5割以下に抑えて生産した作物が特別栽培米を名乗れます。しかも、当農園は農薬も化学肥料も4割にしているんですよ。また、私が育てたお米は三重県の「みえの安心食材」にも認定されておりまして。栽培方法に徹底してこだわった安心・安全なお米をご提供しています。
タージン お客さんからの喜びの声もたくさん届いていらっしゃるでしょうね。
西山 ええ。当農園のお米はオンラインストアや伊賀市のふるさと納税、旅行会社の通販、県内の大手スーパーで販売しています。ホテルにも卸していますし、海外の日本食レストランともお取り引きが増えているんですよ。お米を召し上がったお客様から、わざわざ電話で「おいしかったよ」と感動の言葉をいただいたこともあります。
タージン 電話するほど味に感動したんですね! 西山代表が、第二の人生を農業に懸ける原動力が気になります。
西山 私は教員として伊賀に貢献してきました。退職後も高齢化と人手不足で壁にぶつかる農業を再興すると同時に、お米を通して地域の魅力をPRし、一人でも多くの方に伊賀へお越しいただきたくて頑張っているんですよ。そのためにもさらに当農園を拡大します。

西山 すでに当農園はIoTによるスマート農業を導入しており、この秋からさらに本格化させます。そうして効率化と大規模化を進め収入を上げることで、若い人たちに農業に興味を持ってもらい後継者を増やしていく。米づくりを通じて伊賀を活性化することが私の目標です!
タージン おいしいお米を召し上がったお客さんの声が、ダイレクトに伝わる農業はやりがいに満ちたお仕事ですよね。西山代表の奮闘を私も全力で応援します!
「仕事を楽しむ」とは‥
お米を召し上がったお客様から「おいしかったよ」「また食べたい」というフィードバックをいただけると本当に嬉しいですし、仕事の楽しみになっています。
(西山尚吾)
:: 事業所情報 ::
西山農園
〒518-0032 三重県伊賀市朝屋540
ホームページ
https://nishiyamanouen.com/
Instagram
https://www.instagram.com/nishiyama_ricefarm/