
インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
松岡 当施設は、「いつまでも自分の足で歩くために」という思いを大切に、ご高齢の方が日常の生活動作、例えばトイレに行く、食卓まで歩くといった動きを、自分の力で行えるようサポートをしています。
畑山 自宅で最期を迎えたい方も多いそうですね。歩けるぐらい健康であれば、何より嬉しいはずです。
松岡 おっしゃる通りです。そこで当施設では、8種類のマシンで、脚や体幹、腕など、全身をバランスよく鍛えるプログラムを組み、約1時間半の間、休憩しながらご自身のペースでトレーニングしていただきます。安全性も重視し、要支援1から要介護5の方、さらに車いすの方から介護予防の方まで幅広く対応することが可能です。よろしければ畑山さんも、脚力トレーニングのマシンを体験してみませんか?
畑山 では、ちょっと失礼して。おぉ、思った以上にしっかり負荷がかかるなぁ!
松岡 しっかりと運動した感覚があるかと思います。畑山さんが体験したマシンは、標準的な負荷を与えるよう設定したものですが、実際にはご利用者様お一人おひとりの体力や、その日の調子、目指す目標に合わせて私たちがしっかり支援していきますよ。
畑山 それなら安心して無理なく続けられますね。

畑山 それは画期的だ! ちなみに、トミースポーツ御蔵さんでは、ノルディックウォーキングも取り入れているそうですね。
松岡 はい。立ち上がる練習から、2本のノルディックポールを使った公園での屋外歩行まで、状態に合わせたサポートも行っています。
畑山 歩くことが当たり前となれば、利用者さんの大きな自信につながると思いますし、屋外歩行は気分転換にもつながりそうですよね。