インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 大阪府摂津市で地域に根差した運送サービスを提供している赤帽あべ運送店さん。まずは、安部代表のこれまでの歩みについてお聞かせください。
安部 最初は運送業とはまったく違う、大阪有線放送、現在のUSENの営業から社会人生活をスタートしたんです。有線の営業では多くのお客様とのご縁にも恵まれ、充実した日々を送っていましたね。その後、さらに新しい分野で自分の力を試してみたいという気持ちが次第に大きくなり、大手運送会社に転職することにしました。こちらでは事務を3年経験した後、ドライバーとしても10年間、合計13年もの間、運送業のノウハウを徹底的に学びました。その後、これまでの経験を活かすために全国赤帽軽自動車運送協同組合連合会に組合員として加入し、独立したんです。
亀山 会社員という安定した立場から、ご自身の力で事業を始めるというのは大きなご決断だったと思います。
安部 前職では本当に多くのことを学び、運送の基本はしっかりと身に付きました。だからこそ「もっと気軽に頼める運送サービスがあれば」とのニーズにお応えしたいと強く感じるようになったんです。例えば、法人のお客様からの「小ロットだけど、とにかく急ぎで!」というご依頼や、個人の方の「大きなトラックを頼むほどではないが、自家用車では運びきれない」というお荷物など、多種多様な「困った」というお声があります。大手ではなかなか手が回らない、そういった“隙間”の部分でこそ 、一人ひとりに寄り添い、心のこもったサービスを提供したい。お客様の「本当に困った」というシーンで、きめ細かい迅速なサービスを提供できればと考えたのが独立のきっかけでした。以来、ほかの組合員とも連携しながら、この道40年以上のノウハウでお客様のニーズにお応えしています。
亀山 まさにお客様の「困った」に寄り添う、頼れる存在ですね!