
インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
髙木 私は会社に勤めていた際に、体調を崩してしまいまして。肌はボロボロになり、外食続きで体重も増えてしまい、「やっぱり健康が一番大事なんだ」と実感しました。そこで、「体のことを学んで専門家になれば、元気になれるかもしれない」と思い立ち、専門学校に通って自宅サロンを開業し、もうすぐ20年になります。
石黒 よもぎ蒸しやフェムケアなど、さまざまなメニューがありますね。
髙木 はい。まず歪みを整えて体が楽になると、「もっときれいになりたい」と美容に意識が向くんです。“歪みを整えたから卒業”ではなく、そこからメンテナンスや美容に通う方が多いですね。
石黒 最初は痛みなどの不調で通い始めた方でも、体の調子が良くなると美意識が高まりますよね。でも、一時的に良くなっても、生活習慣のクセがあるとまた元に戻ってしまうんですよ。実は、私も悩んでいて・・・。
髙木 おっしゃる通りです。施術を受けても元に戻る方が多いんですよ。そこで、普段の生活の中でも無理なく姿勢を整えられるような、特許を取得しているインナーウェアを取り入れ、夏から採寸・販売を開始する予定です。
石黒 人はつい油断しますから、強制的に姿勢を整えるアイテムは良さそうです。
髙木 今の時代、スマートフォンを悪い姿勢で見る子どもたちが多く、背中が丸くなっていて心配しているんです。ですから、子どもたちにも使ってほしいと思っています。
石黒 お子さんにも必要ですね! SAQUIAさんの強みも教えてください。

石黒 お客さんが一番知りたいのは、「どうすれば改善できるか」ですよね。今後の展望などありますか?
髙木 健康美容サロンの開業を目指す方々への指導や、施術者の育成にも力を入れていきたいです。また、このインナーウェアを全国に届けていくのが夢ですね。
石黒 お話をうかがって、私自身も生活習慣について気付きをいただきました。気付きを与えるサロンとして、多くの方の健康と美容をサポートしていってください。
「仕事を楽しむ」とは‥
体の不調で辛そうに来店された方が、施術後にはスッと体が軽くなって、表情までパッと明るくなる。その瞬間が嬉しくて。体が整うと、心にもゆとりが生まれて、人にも優しくなれたり、前向きになれたりするんですよね。そんな“良い変化の連鎖”が自分の手から始まっていくのを感じると、この仕事をしていて本当に良かったなと思います。
(髙木咲貴)