
インタビュアー 今岡真訪(野球解説者)
下川 弊社は、福祉事業を4種類展開しています。京都市下京区に施設を構える就労継続支援A型事業所ユニルークスのほか、高齢者向け配食サービスのまごころ弁当本店、大阪府枚方市にある居宅介護支援事業所ケアプランセンター光清、さらに2024年11月には、京都市伏見区に地域密着型通所介護事業所デイサービス光清を立ち上げました。
今岡 福祉に関する幅広いサービスを提供していて、素晴らしいです。ちなみに就労継続支援事業所の仕事は、箱詰めなどの単調な作業が多いイメージがありまして。御社のA型事業所ではどういった業務があるのでしょう?
下川 単調な作業ばかりでは仕事に飽きてしまい、なかなかやりがいも感じられないと思います。ですので当事業所では、京都にある八坂神社で毎年1ヶ月にわたり開催されるお祭り、祇園祭の名物・厄除けのちまきづくりや、芸妓さんのお座敷となる茶屋の清掃など、京都ならではの伝統文化に触れられる幅広い仕事の依頼を受け、利用者様には働く喜びを感じてほしいと思っているんです。そのほかにも、全国にあるお寺や神社のお守りづくり、カーディーラーのショールームの清掃、会計事務所のデータ入力など、利用者様が選択できる多彩な作業をご用意しています。

下川 私は“利用者様ファースト”というポリシーを最も大事にしているんですよ。障害のある方も、本来は一般企業に就職し自立することが望ましいのですが、難しいから就労継続支援A型事業所で働いているのだと思います。そういった利用者様を徹底的に守ることが私たちの役割なんです。例えば仕事先で何か間違いがあった場合でも、私が出向いて発注先の会社に頭を下げるので、利用者様のミスをとがめることはありません。