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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

訪問看護ステーションが
お手伝いサービスも展開

 
 
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山中 私は病院に勤めていた頃、病状が改善して独居での生活に戻る患者さんを見るたびに、これから1人で大丈夫かなと心配になりました。実はそれが理由で訪問看護にシフトした経緯があるので、今の仕事には大きなやりがいを感じています。
 
 訪問看護と並行して、居宅介護支援のためのケアプランのセンターも開設されたそうですね。また、「なんでもお手伝い」という便利屋さんのような生活支援のサービスも始められたと聞いてびっくりしました。
 
山中 なんでもお手伝いを思い付いたのは、以前ある患者さんに、部屋の中の小さな仏像を掃除してほしいと頼まれたことがきっかけです。その方はほぼ寝たきりの生活で、ほこりをかぶった仏さんが気になっても掃除ができずにいました。看護師やヘルパーの立場では規則でそうしたリクエストに応えられないので、介護保険などと切り離して、自由にお手伝いすることにしたんです。
 
 私の父も亡くなる前、看護師さんやヘルパーさんに大変お世話になりました。ちょっとした困りごとがあっても家族には頼みづらそうで、むしろ有料サービスのほうが気軽に利用できる場合もあるはずです。看護のスキルを持った方がなんでも手伝ってくれるのはすごくありがたいんじゃないかと思います。
 
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山中 患者さんのもとに行って直接お役に立てるのは、私たちにとっても嬉しいことです。この前も一人暮らしの患者さんから「部屋の電球が切れて真っ暗なんや」と連絡があり、電球の交換に行ってきました。聞けば、扉を開けっぱなしにしたトイレの明かりと、携帯電話が発する光だけで夜を過ごしているというんです。そんなの、放っておけないじゃないですか。通常の訪問看護では難しくても、なんでもお手伝いなら対応できます。今後エリアのみなさんに周知を図っていくので、どんどん利用してもらいたいですね。
 
 山中代表の、困っている人の役に立ちたいという真っすぐな思いに感動しました。地域で自宅療養を必要としている方たちに、彩叶訪問看護ステーションさんの真摯な活動がもっともっと届くといいですね。応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
人の役に立つことです。訪問看護を始めて、自由に手助けできることが増えましたし、「なんでもお手伝い」を展開したことでできることがもっと増えました。手助けできる人が増えると、代表を引き継いで良かったと思うんです。
(山中久美子)
 

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