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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

LINE・生成AI活用で
中小企業の活動を支援

 

一人ひとりの強みをいかせる社会づくり

 
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矢部 御社では、女性の事業主を多くサポートされているともお聞きしました。
 
中原 そうなんです。主にエステや美容関連のサロンを経営されている方のほか、カウンセラーやコーチング業務をしておられる方が多いですね。ただ、みなさん本業の技術やサービスには自信を持っているものの、マーケティングや営業、事務処理といった業務が苦手で、苦労しているというケースも少なくないんです。
 
矢部 確かに、自身が苦手な分野の作業に時間を取られてしまうと、本業に集中できませんよね。
 
中原 おっしゃる通りです。そこで、弊社ではそういった苦手な業務にかける時間やコストを徹底的に減らし、本業に専念していただけるよう支援しています。また、近年では、働き方の自由度が非常に高くなっていることもあり、子育ての時間やパートの勤務時間に合わせて自身の得意なスキルをいかし、副業として事業をスタートする女性も多いんです。弊社としては、そんな方々の背中を後押しする役割を果たしたいと考えています。
 
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矢部 いろんな形の働き方を目指せる時代ですからね。私もBARの仕事で、スタッフのシフトを組んだり、経理作業をしたりやることはさまざま。簡易作業なら、生成AIに任せていいところもありそうです。
 
中原 実は事務処理のような作業以外にも、ロゴデザインの提案をサポートしたこともあるんです。一般的には、ひとつのロゴを決定するために数十個のデザイン案を出しますが、このプロセスはとても時間と労力がかかります。しかし、生成AIを活用すると、数十個ものデザイン案を短時間で作成でき、デザイナーの負担を大幅に軽減できます。こうして生成AIが提案した案をお客様に選んでもらい、最終調整をデザイナーが担当することで、クリエイティブ分野でも効率化やコスト削減が実現可能です。
 
矢部 クリエイティブな分野でも生成AIをうまく活用すれば、個々の強みをより発揮できる社会がつくれそうですね。
 
中原 まさにそれこそが、私たちが目指すところです。どんな職業の方でも生成AIを取り入れることによって、ご自身が苦手とする分野をカバーすることで本当に必要な業務に集中し、個人の強みを最大限にいかせる環境づくりを支えていきたいと考えています。