中小企業のIT活用をサポートする

インタビュアー 矢部美穂(タレント)
中原 はい。私はもともと商社や水産加工会社で勤務していました。当時の顧客は、漁業関係の事業者さんや居酒屋のオーナーさんなどが中心だったんです。したがって、顧客と連絡が取れる時間が一般的な会社とは異なっていまして。特に居酒屋は営業時間が夕方以降なので、電話やFAXのタイミングが非常に難しかったんです。仕入れ数の確認など、ミスが許されないシビアな部分もあり、苦労が絶えませんでしたね。
矢部 私もBARを経営しているので、仕入れ業者さんとの連絡のタイミングが難しいのがよくわかります。そのような状況でどうなさったんですか?
中原 そこで私は、メッセージアプリのLINEによる連絡方法をいち早く取り入れました。LINEであれば迅速にやり取りできますし、既読機能もあるので、返信がなくてもメッセージを相手が読んでくれたかどうかわかりますからね。これが想像以上に好評で、認識の齟齬や行き違いによるミスも大幅に減少し、業務効率が向上したんですよ。その後、事業者向けの現LINE公式アカウントである「LINE@」がリリースされ、中小企業がより手軽にITを活用できる可能性を感じました。その経験をもとに、中小企業のIT活用を支援したいという思いで独立し、起業したんです。
矢部 ITを活用することのメリットを実体験として知ったわけですね。そんな中原社長の現在のお仕事内容について、詳しくうかがっていきましょう!