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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

LINE・生成AI活用で 中小企業の活動を支援
株式会社CoLab 代表取締役CEO 中原康輔

 
プロフィール 青森県出身。学業修了後、商社に入社し営業職として勤務する。その際、顧客との連絡手段としてLINEを活用したことで業務効率の向上などの成果を上げた。それらの経験をもとに、中小企業がより手軽にITを事業に取り入れられるよう支援したいとの思いから独立し、2016年にCoLabを創業。2017年に株式会社CoLabを設立。現在は生成AIなどの先端技術も取り入れながら、中小企業のIT活用をサポートしている。
 
 
 
ITを活用した中小企業向けのセールスコンサルティングなどを行っている株式会社CoLab(コラボ)。代表取締役CEOである中原康輔氏は、かつて商社に勤務し、営業職として多くの実績を積んできた。その際に体感したITの活用による業務の効率化を、多くの中小企業にも広めたいと起業したという。近年、目覚ましい進化を遂げている生成AIなどの技術をより手軽に事業で活用してほしいと語る中原社長に、仕事への思いを聞いた。
 
 
 

中小企業のIT活用をサポートする

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 中小企業向けのセールスコンサルティングなどを手がける株式会社CoLabさん。お聞きしたところ、中原社長は営業職として長く経験を積んでこられたそうですね。
 
中原 はい。私はもともと商社や水産加工会社で勤務していました。当時の顧客は、漁業関係の事業者さんや居酒屋のオーナーさんなどが中心だったんです。したがって、顧客と連絡が取れる時間が一般的な会社とは異なっていまして。特に居酒屋は営業時間が夕方以降なので、電話やFAXのタイミングが非常に難しかったんです。仕入れ数の確認など、ミスが許されないシビアな部分もあり、苦労が絶えませんでしたね。
 
矢部 私もBARを経営しているので、仕入れ業者さんとの連絡のタイミングが難しいのがよくわかります。そのような状況でどうなさったんですか?
 
中原 そこで私は、メッセージアプリのLINEによる連絡方法をいち早く取り入れました。LINEであれば迅速にやり取りできますし、既読機能もあるので、返信がなくてもメッセージを相手が読んでくれたかどうかわかりますからね。これが想像以上に好評で、認識の齟齬や行き違いによるミスも大幅に減少し、業務効率が向上したんですよ。その後、事業者向けの現LINE公式アカウントである「LINE@」がリリースされ、中小企業がより手軽にITを活用できる可能性を感じました。その経験をもとに、中小企業のIT活用を支援したいという思いで独立し、起業したんです。
 
矢部 ITを活用することのメリットを実体験として知ったわけですね。そんな中原社長の現在のお仕事内容について、詳しくうかがっていきましょう!