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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

伝統的な大工の技を駆使
伊賀の町並み保全に尽力

 

古い家屋が残る伊賀の町並み保全に尽力!

 
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小倉 良い家を建てたり、満足してもらえるリフォームをしたりするには、お客さんとのコミュニケーションが欠かせませんよね。また、建築もサッカーもチーム力が結果を大きく左右する仕事。仲間同士の意思疎通が何よりも重要ではないでしょうか。
 
小林 まさにその通りです。私が若者に技術を教えても、本人に理解してもらえなければ身に付きません。ですから私は「なぜ、こうするのか」という理屈から丁寧に教育しているんです。お客様にも「どうして、このようなご提案をするかというと」と理由を根本からご説明し、十分に納得していただいたうえでリフォームに取りかかっています。
 
小倉 私がオランダでプレーしたときに感じたのは、自分をアピールしなければグラウンドでボールが回ってこないということです。子どもの頃からコミュニケーションの大切さを学んでいるオランダでは、自己主張できない選手はサッカーでも相手にされないんですよ。職人の仕事も似ているのではないかと思っています。昔のように無口が良いわけでなく、小林社長のように聞くことと話すことの両方に長けた大工さんなら大船に乗った気持ちで仕事をお願いできます。
 
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小林 おかげさまで弊社は口コミで仕事が成り立っています。今の時代にホームページを持っていないのもそれが理由です。「そんなことまで考えてくれていたとは」と感激してくださるお客様のご紹介だけで十分にやっていけるからなんですよ。
 
小倉 まさに順風満帆ですね! 今後の展望はいかがでしょうか。
 
小林 実は、息子が小学生の頃からの夢だった大工を目指し専門学校に入学しました。いずれは後を継いでくれる予定なんですよ。私も大工の体験教室を開催し、一人でも多くの子どもが職人になってくれるよう頑張っているところでして。そうして人材を育成し、古い家屋がたくさん残る伊賀市の街並み保全に尽力することが将来の目標です!
 
小倉 日本の伝統技術は世界に誇る文化です。ぜひ、小林社長にはその技術を息子さんや地元の方と共に守り通していただきたいですよ。私も応援していますので頑張ってください!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様に喜んでいただくことです。伊賀市は昔ながらの家屋が多く、今でも勉強の日々ですね。それが楽しくて仕方ありません。
(小林大祐)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社小林建築
■ 本社 〒518-0853 三重県伊賀市上野池町1321-1
■ 事業内容 在来工法を使用した建築/リフォーム/リノベーション