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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

エリアの男女格差も逆用
最短で確実な婚活を支援

 

コロナ禍の3年が婚活の風向きを一変させた

 
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矢部 経営学博士の中山代表から見て、結婚相談所は社会貢献である以上に、ビジネスとしても有望とお考えなのですか?
 
中山 はい。息子がちょうどコロナ禍の始まりの時期に社会人になって、世の中が自粛の流れでしたから、本来なら新人歓迎会や同期との交流を経験するはずが、ほとんどWeb上だけで仕事をしていたんです。結局それが3年続きました。一般的に、人が恋愛をして結婚に至るまでの時間は4年と言われています。つまり、息子たちの世代は、そのかけがえのない4年のうちの3年を失ったとも考えられるわけです。
 
矢部 なるほど。社会に出て恋をして、20代後半で結婚するとしたらそうなりますね。
 
中山 ですから、今のZ世代と呼ばれる人たちは結婚観も昔とは全然違います。3年なくしてしまったけど、世間で結婚がピークを迎える26、27歳あたりで自分たちもゴールインしたいと考えるため、とにかくタイムパフォーマンス重視の人が多いんです。少し大げさに言えば、あと1年で成果を出さないと時間を回収できないという焦りがあるんです。そこまで考えて、婚活ビジネスは需要があると感じました。それから業界最大手のIBJの加盟店になり、活動を始めたわけです。
 
矢部 若い人たちはそんな大変なことになっていたんですね。豊田市の婚活需要はどう見ていらっしゃいますか?
 
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中山 ポイントは、豊田市がトヨタ自動車の地元であるということです。何しろ世界的企業で、メーカーの働き手は男性中心ですから、女性の数に対して男性が完全に余ってしまっています。そこで、この格差を逆手に取り、トヨタ関連企業の皆様を、加盟店を通じてお相手の女性と引き合わせようと考えました。
 
矢部 すごい! 女性側にとっては相当な売り手市場ですよね。
 
中山 ええ。そうなると愛知県の中だけにいたのでは十分に展開できないので、2月から新たに京都にも店舗を増やし、そちらは女性中心の会員様に向けてサービスを提供していくつもりです。
 
矢部 名古屋から新幹線で移動すれば京都まではすぐですからね。少し距離のあるマッチングであっても問題ないと思います。