B+ 仕事を楽しむためのWebマガジン

経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

生徒の自己肯定感を上げ
心を育てるそろばん教室

 

生徒の自己肯定感を上げる“褒める指導”

 
glay-s1top.jpg
タージン 鳶坂統括長のお話をうかがっていると、今そろばん教室が人気の習い事というのも納得ですよ。そろばんで右脳が活性化されると聞いたこともあります。
 
鳶坂 おっしゃる通りです。珠算式暗算はトレーニングを積み重ねることで、頭の中にそろばんをイメージできるようになるため記憶力や集中力を高めるといった効果があるとともに、右脳開発にも大きな効果があるといわれています。珠をパチパチとはじくだけのそろばんは、一見地味に見えますよね。しかし、脳にいろんな刺激を与えているんですよ。1日50分の授業で中・上級者になると優に1万回は珠をはじいている生徒さんたちの、計算力がどんどん上達していく姿を見ると私も感動します。
 
タージン 生徒さんたちと接する中で、鳶坂統括長をはじめ先生方が心がけていることはありますか?
 
鳶坂 私どもは、そろばん教育を通じて生徒さんの人間力や想像力を豊かにしていくことを念頭に置いています。人としてのマナーや自立心を身に付けてほしいと思っているので、生徒さんの一つひとつの成功体験をしっかりと褒めてあげることを一番大切にしているんです。
 
glay-s1top.jpg
タージン 褒められると、お子さんにとってはそれが自信につながると思います。
 
鳶坂 あるとき、試験を受けるのに「お母さんに聞かないとわからない」と言った生徒さんがいたんです。そのとき私は「試験を受けたいか受けたくないかを決めるのはあなたでしょう。受けたいかどうかはあなたが決めなさい」とその生徒さんに話しました。うまくいったときはいいんですが、失敗したとき、「お母さんが受けろと言ったから・・・」と、いうふうにならないように、自分自身で決める。成功からも失敗からも学び、それが自信につながるように声かけをしています。このように今は何でも親に聞いてからでないと判断できない子どもが多いと感じます。私自身も幼少期は親の言うことがすべてで、そのせいで自分に自信が持てなくなってしまいました。ですから今になって、子どもたちの気持ちがすごくわかるんです。当教室を通じて子どもたちが自立心を持ちのびのびできる環境をつくってあげたいんですよ。
 
タージン 鳶坂統括長もそうしたご経験があるからこそ、自立心を育むことの大切さがわかるんですね。
 
 
 
 

アーカイブ一覧

分野で選ぶ

バックナンバー

最新記事

話題の記事