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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

生徒の自己肯定感を上げ 心を育てるそろばん教室
トビーそろばん教室/株式会社アルクス 統括長 鳶坂佳代子

 
プロフィール 福井県出身。小学校3年生のときにそろばんを習い始める。大学卒業後、一般企業に就職し事務職を経験。結婚を機に退職し、夫が運営する(特非)アルクス教育研究所の事業に参画する。やがてそろばん教室運営の打診を受け、トビーそろばん教室を開校。トビーそろばん教室の統括長、日本アルクス自然学校の総務部長兼事務局長として二足の草鞋で活躍中だ。【ホームページ
 
 
 
トビーそろばん教室の統括長であり、日本アルクス自然学校の総務部長兼事務局長も務める鳶坂佳代子氏。夫が運営する日本アルクス自然学校の活動に参加する中で、子どもの成長を見守ることに喜びを感じ教育業界に入ったという鳶坂統括長は、自身の教育方法について「成功体験をしっかり褒めてあげることが子どもたちの自信につながる」と話す。教育への熱い思いを秘める鳶坂統括長に、タージン氏が迫った。
 
 
 

子どもの成長を見守りたいと教育業界に

 
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インタビュアー タージン(タレント)
タージン 大阪府でトビーそろばん教室を運営されている鳶坂統括長にお話をうかがいます。まずは、鳶坂統括長のそろばんとの出合いやこれまでの歩みから教えてください。
 
鳶坂 私がそろばんを習い始めたのは、小学3年生の頃です。母親が厳しかったこともあり、自分の意見をあまり言えない子ども時代を過ごしました。他にも習い事をたくさんしていたので、自然とそろばんからは離れていったんです。大学卒業後は一般企業で事務職を経験し、結婚を機に退職しました。
 
タージン そこから、どのようにしてそろばん教室の先生に?
 
鳶坂 夫がNPO法人アルクス教育研究所という教育機関に携わっていて、運営する日本アルクス自然学校の事業に参画したことがきっかけです。体験学習に参加して子どもたちと触れ合う中で、子どもの成長を見守ることが楽しいと思うようになりました。そんなタイミングで、「そろばん教室をやってみないか」と誘われたんです。今まで、武器と言えるものを何一つつくってこなかった生き方を変えたいと思い、そろばんを一から勉強し直してトビーそろばん教室を立ち上げました。
 
タージン 子どもたちに触れ合う仕事に就いたことで、仕事や生き方に対する考えがいい方向へと変わっていったのですね。
 
鳶坂 ええ。いろんなお子さんたちと寝食を共にしてきて、長期的にお子さんの成長段階を親御さんと共に見ることが、私の仕事の楽しみ、人生の楽しみに変わっていったんです。