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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

ものづくりを支える
徹底した御用聞き営業

 

ものづくりサポートに見出した社会的意義

 
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クリス 先ほど芝社長は、樹脂成型に特化しているとおっしゃっていました。そもそもダイワキコーさんでは、樹脂成型の分野を得意とされていたんですか?
 
 いえ、もともとは切削、つまり金属を削る工具を中心に扱っていたんです。それを先代である父が、これからはプラスチック製品が生活の中心になっていくだろうと踏んで徐々に樹脂成型の分野にシフトしていったというわけです。
 
クリス お父様は先見の明をお持ちだったんだ!
 
 結果的にはそういうことになります。プラスチック製品は、今や世界中で需要を伸ばしていますからね。
 
クリス ダイワキコーさんは、先代のお父様が創業者でいらっしゃるんですか?
 
芝 はい、おかげさまで40年続けさせていただいています。
 
クリス 歴史ある会社なんですね。芝社長も小さいときから自然とお父様の背中を見て、後を継ごうと思っていらっしゃったんでしょうか?
 
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 父からは会社を継ぐように言われていました。でも、仕事自体に興味を持てず、反発心もあって会社を継ぐ気はまったくなかったんですよ(笑)。
 
クリス 驚きました! どのようなきっかけがあって、会社を継ぐことを決めたのか気になります。
 
 さまざまな業種を経験したからこそでしょうか。いろいろな経験を重ねる中で、社会が発展してきたのは、ものづくりがあってこそだと気付いたんです。そして、父がやっているのはものづくりを支える仕事であり、実はすごく有意義だったんだと。
 
クリス その気付きがあって、会社に入られたと。
 
 はい。父も歳を取りましたからね。支えたいという気持ちももちろんありました。ただそれ以上に、ものづくりをより良くサポートするということは、社会的に見て非常に意義のある仕事だと思ったんです。“もの”は使われなければ意味がない。つくり手の方々が精魂込めてつくられたものを我々の手でしっかりと届けたい。入社してから、ずっとそのように考えながら仕事をしています。