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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自家製麵と究極の出汁で 地域に愛されるうどん店
さぬきうどん 川久 麦笑 店主 河合健次郎

 
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インタビュアー 狩野恵輔(野球解説者)
狩野 兵庫県三木市にある、さぬきうどん 川久 麦笑さん。河合店主はもともと飲食業界にお勤めだったとうかがいました。
 
河合 はい。もともと父が「川久」という地元では老舗の寿司店を経営していたんです。大学卒業後は跡取りとなった兄と共に5年間働いていたものの、兄の料理のセンスには勝てないと感じまして。そこで同じ土俵ではない場所で勝負しようと、うどんの道に進むことに決めたんです。そして加西市にあるうどんの名店、がいな製麺所で3年ほど修業を積み、2016年に当店をオープンしました。
 
狩野 お若いときから家業で修業を積まれて、満を持して独立されたと。
 
河合 はい。おかげさまでオープンして、今年2024年で9年目を迎えることができました。今日は狩野さんにかけうどんをご用意しました。ぜひ召し上がってください。
 
狩野 ありがとうございます。うどんは腹持ちがいいですしエネルギーになるので、アスリート時代から大好物なんですよ。それでは、いただきます――。かつおの出汁が効いていて、麺のこしが最高ですね! 太めの麺と、つゆの相性が抜群でとてもおいしいです。
 
河合 ありがとうございます。こだわりの自家製麺と、改良に改良を重ねた出汁が当店の自慢なんです。麵は朝の6時から仕込んでいるんですよ。
 
川久の味を継承した人気の巻き寿司
川久の味を継承した人気の巻き寿司
狩野 朝6時から! 河合店主のこだわりが感じられますね。こちらには、どのようなメニューがあるのでしょう。
 
河合 定番のメニューは、温かい出汁のかけうどんや、濃いめのつゆをかけたぶっかけうどん、冷たいざるうどんなどさまざまな種類があります。また、妻が女性ならではの視点で創作うどんのヒントをくれて、季節限定メニューもお出ししています。夏季限定のため終了してしまいましたが、天かすの代わりにオニオンチップをのせたイタリアン風のトマトうどんも毎年非常に人気なんですよ。お客様に新しいメニューを提供できるようにと、常に試行錯誤しながら創作料理もつくり続けています。