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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

和食を気軽に楽しめる
神戸の大人の隠れ家

 
 
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狩野 素敵なお話ですね。そこで学ばれたことが、浦部店主の土台になっているわけですか。
 
浦部 おっしゃる通りです。私の料理は見た目も味もシンプルなものの、「何を食べてもおいしい」をテーマにしていまして。出汁にもこだわり、ブレンドした鰹節をベースに独自の調合をしているんですよ。日本料理の繊細なおいしさを、皆様に味わっていただきたいと思っています。
 
狩野 日本人なので、お出汁を飲むとホッと休まるんですよね。日本料理って素朴でごまかしの効かないこだわりが詰まっていると思います。あらためて、たくさんの方にこの魅力が伝わってほしいですね。
 
浦部 私はフードアドバイザーとしても活動していまして、出汁の大切さはその現場でも実感しますね。三木山陽病院の病院食の改善に努めてきた中で、管理栄養士さんと協力しながら出汁を見直し、食材も仕入れから変えたんです。その結果、患者様からおいしいとお声が返ってくることも増えて、とても嬉しく思っています。
 
狩野 料理人の方がフードアドバイザーを兼任されるとは珍しい! その経験は、お店でも活きているんでしょうか?
 
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浦部 はい、料理をするうえでの思考が変わりましたね。当店はご年配のお客様も多いので、栄養面を意識することも増えました。フードアドバイザーの経験を糧に、より良い店舗づくりに還元していきたいです。
 
狩野 浦部店主の幅広いご経験を活かせば、ご年配の方はもちろん若い世代にも日本料理の奥深さやおいしさを届けられると思います。
 
浦部 ありがとうございます! まさにそう考えていて、若い方々にも日本料理や割烹を、肩肘張らずに気軽に楽しんでいただけるお店にしたいと思っています。
 
狩野 日本料理の固定観念にとらわれず、楽しんで料理に向き合っている姿勢がとても伝わってきました。これからも遊び心を活かした浦部店主自慢の料理で、多くの方を笑顔にしてくださいね。さらなるご活躍を私も期待しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
お客様の笑顔が何よりも大切なので、器にしろ料理にしろ、お出ししたときにお客様の喜ぶ顔や表情、おいしいと感じていらっしゃる反応を引き出せたときが自分にとって一番の活力になりますし、この仕事をしていて良かったという気持ちになりますね。
(浦部徳宣)
 

:: 店舗情報 ::

四季魚菜うらべ

〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通1-20-5 レンガ筋ビル1F

ホームページ
https://kobe-urabe.com/
https://tabelog.com/hyogo/A2801/A280101/28027798/ (食べログ)