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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

地域に根差して60年
楽しさを伝える音楽教室

 
 
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登坂 おっしゃる通りですね。当教室には、4歳の頃からずっと通っている男の子がいました。この教室に通い始めた当初、彼はピアノに見向きもせずに、教室の中をゴロゴロ転がって遊んでいたんです。正直なところ、私は「この子に音楽の楽しさを教えるにはどうしたら良いか」と悩んでいたものの、彼は次第に音楽について学び始め、ついには東京藝術大学の指揮科を首席で卒業するまでになりました。彼のほかにも、音楽大学を経て海外などで活躍している生徒さんも多くいるんです。
 
岩崎 それはすごいですね! 音楽を楽しむことの大切さをこの教室で学んだからこそ、プロの世界でも華々しい活躍をなさっているんでしょうね。そのほかにも登坂代表がお仕事の中でこだわっていらっしゃることはありますか?
 
登坂 それはやはり、生の音を体感してもらうことですね。実際に目の前で楽器を演奏することで響き渡る音を耳で聴くのはもちろん、肌でも感じ取ることが重要です。私は「自然は先生」と話しているんですよ。当教室のお庭を緑豊かにしているのは、五感を通して音が豊かになってくると考えているから。感性は磨かれていくものだと思うんです。
 
岩崎 確かに、目の前で生の演奏を聞くのとそうでないのとでは、感じ方は大きく違いますよね。
 
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登坂 ええ。それと、生徒さんをピアノ以外の視点からも気にかけています。例えば、学校で何か困ったことがあったり、悩みを抱えていたりすると、なかなか音楽を楽しむ余裕はありませんよね。そこで、生徒さんに何かあったかな? と感じた時には少しお話をして気持ちをリラックスしてもらってから、レッスンを開始するようにしているんですよ。
 
岩崎 両親や友だちには言えないような悩みもここでなら話せるという場合も多いでしょうからね。先ほどもお話ししたように、私はどこかピアノの先生って怖いというイメージがありました。でも、登坂代表のような先生だったら、生徒さんたちもとても信頼できるでしょうし、また笑顔で来たくなると思います。私自身もこの教室だったら通いたいと思えたでしょうし、私の子どもたちも通わせたいと思いました! これからも、たくさんの子どもたちが音楽を楽しみながら、人としても大きく成長できるように導いていってくださいね!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
私は人と接するのが大好きなので、生徒さんたちと交流することそのものが大きな楽しみなんです。
(登坂睦子)
 

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登坂睦子音楽教室

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