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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

自ら考える力を育てる
自立型学習の指導塾 

 

常識にとらわれない、ホープス式指導術

 
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亀山 それにしても、こちらの教室内は内装が落ち着いた雰囲気で、とてもリラックスできそうです。もしかして、これも生徒が学習に集中するための工夫なんですか?
 
北谷 おっしゃる通りです。学習塾というと、一般的には無機質で学校の教室のようなイメージを持つ人も少なくないと思います。しかし、当塾では目が疲れにくいように計算された照明や色使いで落ち着いた雰囲気を大事にしています。また、さまざまな学年が同じ空間で学習する環境を設けているんです。というのも、下級生は上級生の学習姿勢を見ることで刺激を受け、モチベーションアップにもつながると考えているからです。
 
亀山 確かに、ずっと一人で勉強していると、どうしても眠くなってしまいますね(笑)。
 
北谷 そのお気持ちはよくわかります(笑)。でも成長期の子どもたちの中には居眠りしてしまう子もいます。起きるように促しても頭の中は眠ったままで学習に意識は向かないものです。眠ってしまったことそのものをとがめるのではなく、居眠りしたために学習計画が予定とずれてしまえば、どのように修正していくかを生徒と一緒に考えることを重視しています。そうすることで、自主性を高めつつ考える力も養い、努力することで自分で修正できたという成功体験が、さらなるやる気の向上にもつながると考えています。そんな風に、学力を伸ばすだけでなく、人間的にも成長できる場所にしていきたいですね。
 
亀山 一般的な学習塾とは異なる、まさに常識にとらわれない方針ですね。ひたすら成績を上げることを目的とするのではなく、生徒の人間的な成長を大切にするのは、素晴らしいですよ。
 
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北谷 そう言っていただけると嬉しいですね。もちろん、成績を上げるのは塾の使命ではあります。しかし、やはり自主的に考える力が身につかなければ、生徒たちが社会人となった時に困難な状況を打開できなくなってしまうかもしれません。実は、当塾では新しい取り組みとして小学5~6年生の希望者を対象に、「お金を稼ぐ仕組み」を実際に体験してもらうため、地元のマルシェで地域のブランド米を販売し利益を得るというビジネス体験をする課外授業をはじめました。地元のブランド米を仕入れ、市場調査を行い、いかに価値をつけて販売するかを生徒たちに考えてもらうんですよ。
 
亀山 へえ、それはすごい取り組みですね! 生徒たちがお金を稼ぐ仕組みを学び、どんな工夫をすれば売れるのかを考えるわけですか。まさに学校では教えてくれないような、社会で役立つとてもいい学習だと思います。
 
北谷 おかげさまで、生徒たちも楽しみながら取り組んでくれています。自分の考えを他の生徒と共有し、議論することで、また新たな考えを取り入れられますし、グループで学習することで養われる力も多いんです。
 
亀山 独自の学習で生徒たちのやる気と人間的な成長を支えることこそが、ホープスさんならではの大きな強みなのでしょうね。