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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

元中学教師が楽しく指導 生きる力を養う学習塾
つかしん算数・数学塾 代表 塚野伸一

 
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インタビュアー 石黒彩 (元モーニング娘。)
石黒 今日は栃木県塩谷郡高根沢町にある、つかしん算数・数学塾さんにお邪魔しています。教室の中には歴史の年表が壁にずらりと並んでいますし、地図や地球儀などさまざまな教材が置かれていますね! 算数や数学がメインの塾とお聞きしていたので、別の教科の教材がたくさんあることに驚きました。
 
塚野 当塾に来られた方は、みなさん同じように驚かれるんですよ(笑)。当塾では、生徒の学びたいことや自主性を尊重し、ご要望に応じて算数や数学以外の教科も教えています。
 
石黒 だからこんなに幅広い分野の教材があるんですね。実際のカリキュラムはどのようなものなのかぜひ教えてください。
 
塚野 実は当塾ではカリキュラムを設けていないんですよ。当塾に来る子どもたちが通っている近隣地域の学校の授業進度やその子の習熟度に合わせて、その都度、学習内容を決めています。「今日は学校の宿題をみてください」なんて言われ、それだけで終わってしまうこともあります。また、宿題の内容に合わせた補充問題や発展問題を提供することもあります。あくまでも学習の基本は学校で、塾はその補佐的な役割と考えています。
 
石黒 なるほど。地域の子どもたちに寄り添った学習塾というわけですね。お聞きしたところでは、塚野代表は教育業界で30年以上もお仕事なさっている大ベテランだとか。
 
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塚野 ええ。もともとは公立中学校の教員を務めていたんです。当時、私は授業内容の復習や予習のために、生徒に自主学習を推奨していました。ところが、自分自身では何を勉強していいかわからないというような、自主的な学習が不得意な生徒が多いことがわかったんですよ。その経験から、どんな分野が苦手なのか、どのようなことに興味があるのかなど、じっくりと話を聞き、生徒一人ひとりに適した教材や方法を紹介して学習に取り組んでもらっているんです。
 
石黒 確かに、自ら学習する内容や範囲を決めたり、計画的に勉強したりできる子どもは少ないですよね。うちの子どもたちも苦手でした・・・(笑)。だからこそ、学習の流れをアドバイスしてくれる大人がいると、子どもたちは勉強しやすいと思います。