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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

さまざまな梨を味わえる
広大な敷地の観光農園!

 

季節に合わせて桃・柿・さくらんぼの栽培も

 
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濱中 梨だけで8種類ですか! かなり多いのではないでしょうか。
 
清水 そうなんです。それは、当園の梨を召し上がったお客様が「別の味の梨も食べたい」と思ったときに、次の品種が実っている果樹園にしたかったからなんですよ。
 
濱中 なるほど。1シーズンに何度でも訪れて新鮮な梨を味わえるのは嬉しいです。それに、梨の木の樹高が低く日光がさんさんと降り注いでいるのも印象的ですね。
 
清水 ええ。当園の梨の木は低いのでお子さんでも梨狩りともぎ取りを楽しめますよ。梨は葉に日光を当てるとどんどん甘みが増しますから、地面まで太陽の光が当たるよう小まめに剪定もしていまして、肥料に頼らず自然の力でおいしくなる梨を育てています。さらに、何個でも食べ放題の梨狩りともぎ取り体験は、エリアを分けて1本の木に実る実の数も調整しています。梨狩りでは食べやすいサイズの実が、もぎ取りでは大きな実がなるよう、栽培方法も変えているんです。
 
濱中 そこまで手間をかけて育てているとは驚きました! ところで、清水梨園さんでは梨のほかにもさまざまな果物を栽培しているそうですね。
 
清水 はい、桃・柿・さくらんぼなどの果物を季節に合わせて幅広く栽培しています。常に新しいことにチャレンジするのが私のスタイルでして、ただの飽き性なのかもしれませんが(笑)、手広くなんでも試したくなってしまうんですよ。
 
濱中 丹精込めた果物の栽培は、我が子を育てるのと同じ感覚になるのでしょうね。
 
日光をたっぷりと浴びて育つ梨
日光をたっぷりと浴びて育つ梨
清水 濱中さんのおっしゃるとおりです。朝、目が覚めたら真っ先に果樹園に来て仕事を始め、日曜日も休まず働き、果樹園に実る果実を家族のように愛情を込めて育てています。その分、自分なりの栽培方法でおいしい実がなった瞬間の喜びは格別なんです。同じことばかり続けていたら飽きられてしまいますから、今年足を運んでくださったお客様に来年もお越しいただくため、試行錯誤を繰り返しながらあらゆる努力を続けています。
 
濱中 思い切って農業に転身した清水園主の充実ぶりがとても伝わってきます。
 
清水 はい、少しくらい嫌なことや辛いことがあってもまったく苦になりません。私にとって農業は仕事というより遊びのような感覚なんです。