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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

老若男女問わず楽しめる
本格キックボクシング

 

大切にしてきたのはチャレンジ精神と行動力

 
清潔感があり明るい空間は女性も通いやすいと好評
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石黒 26歳でキックボクシングを始めたという髙林社長。それまでの歩みも、ぜひお聞かせください。
 
髙林 高校卒業後は、半導体をつくる工場に就職しました。ただ、学校で勧められるままに進路を決めてしまったので、3ヶ月しか持たなくて(笑)。その後は、ずっと接客業をしていたんです。そのときの職場の後輩にいきなり、「和也さん、キックボクシングの大会に出てくださいよ」と頼まれたんですよ。それがキックボクシングを始めたきっかけですね。
 
石黒 ちょっと待ってください! いきなり大会って無茶過ぎませんか(笑)。
 
髙林 そうですよね(笑)。でも、そのときは不思議とそうは思わなかったんですよ。小さい頃から体を動かすのが大好きだったので、「やってみよう」という気持ちが勝ちました。
 
石黒 すごい行動力です。ジムの開業も、その行動力があってのことなのでしょうね。
 
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髙林 私の母が介護事業の会社を経営していたので、最初は、事業を継ぐために介護分野の勉強をしていたんですよ。でも先ほど申し上げたように、次第に「キックボクシングの楽しさをもっとたくさんの人に知ってもらいたい」と思うようになりました。実は、独立前から場所を借り、友だちの協力もあって、個人的に人にキックボクシングを教えていたんです。そのタイミングで、母の会社を共同経営していた方に「ちゃんと店舗を構えてやってみないか」と声をかけていただいて、ジムを始めることになりました。
 
石黒 経営者や指導者となると、自分でキックボクシングをやるのとはまた違いますし、最初はさまざまなご苦労がおありだったのでは?
 
髙林 ところが、そんなこともなかったんですよ(笑)。接客業時代に店長も経験し、経営や指導も一通り経験があったのは大きいかもしれませんね。加えて、過去に自分で社会人サッカーチームを立ち上げた経験もあり、人に何かを教えたり戦術を考えたりするのは得意なんです。こうした経験が、今の事業にしっかり活きていると感じます。振り返れば、人のご縁に恵まれて当ジムをスタートできました。そして今は、優秀なスタッフに恵まれています。そんな頼もしい一人ひとりの適性を見極め、各自の長所をチームとしてどう発揮してもらうかを考えるのが、とても楽しいですね。