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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

学生たちの可能性を広げ
将来に向けた就職を支援

 

人事採用担当としての経験がきっかけ

 
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石黒 そもそも矢部代表がこの事業を行おうと思われた経緯をお聞かせください。
 
矢部 私はこれまでのキャリアで、人事採用担当としておよそ7年間にわたり、1000名を超える学生の採用に携わってきました。その中で、企業は採用した学生に対しては手厚くフォローしますが、不合格者には結構冷たいですね。例えば、結果的に不合格になってしまった学生の中には、たまたま面接の受け答えがうまくいかなかっただけで、もしかしたら実際の業務では活躍する方かもしれません。私も自分をアピールすることは下手でしたから、気持ちがすごくわかります。そんな学生が持っている本質的な強みを引き出してあげて、どの企業にも自信を持って紹介できるような学生を創出したいと想い、社名には「紹介」を入れました。
 
石黒 ご自身が人材の採用に携わってこられた経験が、今のお仕事につながっているわけですね。
 
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矢部 はい。たまたま面接の結果が良くなかったというだけで、学生がそれまで学んできた知識や、それぞれの分野におけるセンスやスキルがありながら、本来得意とする業種や業界とは違う仕事を選ばざるを得ない状況に陥るのは、非常にもったいないですからね。逆に、面接で高く評価されて採用された人でも、そもそもその人自身の適性に合っていない仕事であれば、成果を収めるどころか、短期間で辞めてしまうかもしれません。
 
石黒 確かに、適性があるのに表面上の評価だけで判断され、志望した職業に就けないというのは、本当に残念だと思います。
 
矢部 そうなんです。そこで私は、学生と企業との間に立ち、学生たち自身がどんな仕事に向いているのかをコーディネートしたり、気付きを与えてあげたりするためのサポートを行っています。これまでの就職活動のあり方を変え、学生たちがより前向きに、楽しく働けるような仕組みをつくりだしていきたいですね。
 
石黒 なるほど。先ほども言っていたように、自分自身がどんな職業に向いているのか、どんな仕事に就けば良いのかわからないという学生にとっても、コーディネートしてくださるのはありがたいと思いますよ。