宮地　これまで実際に生徒さんたちを指導する中で、印象に残っていることも教えてください。
 
鈴木　当時、中学3年生のある生徒が、夏休み前に当塾に入った時のことです。その子は、中学3年時の7月の時点で、犬のdogと猫のcat程度しか英単語が書けないというレベルだったんです。さらに、数学も分数や小数点のかけ算・割り算ができないほどでした。でも、とても向上心のある子でして、翌年3月に卒業するまでのわずか8ヶ月の間で、県立高校入試の英語の過去問題10年分を、すべて満点で解けるレベルまで成長したんです。
 
宮地　それほど短期間に、見違えるような結果が出るとは驚きです！　勉強が苦手な生徒たちにとって、まさに駆け込み寺のような存在ですね。
 
鈴木　他にも、英語がまったくできないという中学3年生の生徒が夏休みの1ヶ月間で、中学1年から2年までの授業内容を理解し、遅れていた分をすべて取り返すほどまで成長したケースもありましたね。その結果が、夏休み明けの実力テストの点数にも反映されたんです。英語をものにするということは「英文が書ける」「英文を日本文のように読んで理解できる」ようになることです。中学生がそのようになるためには何を教えたらいいのかを考えて、私は自分で教材をつくりました。
 
宮地　オリジナルでテキストをつくっているとはすごいです。それだけ、授業内容の質にもこだわっているわけですか。