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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

外壁工事で快適な空間を
若き精鋭たちの挑戦

 

快適な暮らしを支える、縁の下の力持ち

 
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水野 主な事業内容について知りたいです。具体的にはどのようなお仕事なんでしょうか。
 
松下 まず外壁工事というのは、建物の屋外側の壁に関する工事全般のことです。外壁は建物の外観を彩るだけでなく、雨風や紫外線から家を守る役割も果たしているんです。そのため、経年劣化によって変色したりひび割れしたりすることがあります。これを防ぐためにはメンテナンスや劣化部分の修繕が必要で、これに対応するのが外壁工事です。工事により外壁の機能を保つことができるようになるので、建物が長持ちするんですよ。
 
水野 そうか、外壁工事は建物の外観をきれいに整えるだけではなくて、建物の安全性に深く関わる工事なんですね。
 
松下 そうなんです。弊社ではその中で、主にECP、ALCの組積工事や建て込み、下地金物の取り付けを手がけています。ECPというのは日本語で押出成形セメント板と呼ばれるもので、中高層の鉄骨建築物の外壁や間仕切壁に用いる材料です。耐久性、耐火性、耐震性に優れているのが特長で、仕上げもタイル、塗装、素地など自由に選ぶことができるうえ施工性も高く、現場内での廃材の発生も抑制できるんですよ。
 
水野 では、ALCというのはどんなものなんですか?
 
松下 高温高圧蒸気養生という独自の製法によって製造された軽量気泡コンクリート建材のことを言います。軽さと強度、断熱性をあわせ持ち、現代建築には欠かせない建材なんですよ。軽さは通常のコンクリートと比較すると、約4分の1の重量です。
 
水野 4分の1? すごく軽いんですね。
 
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松下 ええ、建物全体を軽量化できるメリットがあります。また、耐火性や断熱性、遮音性が高く耐震性にも秀でているので、建物の外壁材としてとても優れていますね。そのため、非常に人気がある建材で、一般住宅はもちろん高層ビルや、変わったところで言うと新幹線のホームにまで使われています。定期的に塗装工事でメンテナンスを行えば、長期間にわたって使用できるほど耐久性も非常に高いんです。
 
水野 御社では外壁工事をした後のメンテナンスもお任せできるんですね。それは心強いなあ。
 
松下 ほかにも弊社では、下地金物の取付工事を行っています。建物をつくるとき、建築に使用する金物を取り付ける工事ですね。こちらは先ほどご紹介したECP、ALCの工事をするための前段階の工程となる、重要な作業なんですよ。
 
水野 外壁工事や下地金物取付工事。どれも、私たちが快適に暮らしていくためになくてはならないものですよね。まさに御社は、縁の下の力持ちだと思います!