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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

京都の地域性を踏まえた 最適な不動産取引を実現
A-HOME/株式会社A 代表取締役 矢澤太浩

 
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インタビュアー 亀山つとむ(野球解説者)
亀山 京都市下京区に拠点を構えるA-HOME(エーホーム)さん。こちらでは、京都市を中心に不動産業を展開しているそうですね。
 
矢澤 ええ。今年2023年に開業し、戸建住宅、マンション、店舗、収益物件、土地の売買から新築、リフォームの請負など、不動産に関することは幅広くサポートしていますよ。
 
亀山 矢澤社長は現在39歳だそうで、まさに働き盛りの年代ですよね。気になるご経歴から教えてくださいますか。
 
矢澤 私は京都市北区で生まれ育ち、大学卒業後は市内の大手不動産会社に就職しました。ただ、休みなく毎日のように深夜まで働いていたため、共に入社した数十人の同期社員のうち、2年後に残っていたのは私を含め3人しかいなかったほど過酷な労働環境だったんです。そんな中やはり私も体を壊し、わずか2年で退職することになりました。しかし、不動産業が好きだったこともあり、その1年後に元上司からの誘いで再び不動産業界に戻り、新たな不動産会社の創業メンバーになったんです。
 
亀山 なるほど。苦労の多い経験を経て、一度は挫折を経験したからこそ次のチャンスで羽ばたくことができたのかもしれませんね。
 
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矢澤 おっしゃるとおりです。その会社のスタッフはベテランぞろいというわけではなかったものの、どこの会社よりも強い結束力とお互いの長所を活かしあえる環境があったことで力を合わせて成果を挙げていき、たちまち京都市内で大手の一角を占める不動産会社に成長しました。新規採用でも人間性重視の採用や育成を行なったことが成功の本質にあったと思います。
 
亀山 それは素晴らしい! 野球でも同様に、個人の実力ももちろん皆が団結することでチームの力が発揮できるものです。順調にキャリアを重ねているように感じますが、なぜ起業に至ったのですか?
 
矢澤 おかげさまで、周りのスタッフや仲間にも恵まれ、経営と現場に営業としても関わりながら充実した日々を過ごしていました。ただ、自分の力で起業することが若い頃からの目標だったんです。そして、営業マンとしていつまでもお客様とふれあうためにも、一から自分の手で会社を立ち上げようと決意しました。