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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

売買・仲介から造成まで
対応力の不動産コンサル

 
宅地造成や空き家活用もワンストップで対応
 
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畑山 造成のことに関しては、例えばどんな相談が寄せられるのでしょうか?
 
鈴木 一見、宅地にぴったりに思える広い土地でも、市街化調整区域といって、建物を自由に建てられない場合があります。不動産業者によっては、そのような土地を住宅に向いていると紹介してしまうケースもあるようで、知らないままだと、後でトラブルにもなりかねません。そこで、私がそれぞれの土地の条件をあらかじめ調査し、お客様が安心してプランづくりをできるようにお手伝いします。建物と一緒に相談できる先が少ない分野だけに、弊社のメイン事業として広げていきたいです。
 
畑山 いくつも業者を回って事を進めるより、ワンストップでやってもらえたほうが断然ありがたいですよね。
 
鈴木 ええ、そうだと思います。実際、ほかの不動産会社さんから、造成の知識がないから教えてくださいと依頼を受けたこともありました。現地に行って調査して、時には買い主さんが決めている設計士さんも交えながら、この土地に関してはこのように進めていきましょうと、イチから打ち合わせをしますよ。
 
畑山 あらかじめ建てたい家と土地の条件に齟齬が出ないように調整しておけば、安心してプランを進められますね。一方で、土地以外だと、最近は古い空き家をどうするかという話もよく聞かれます。こちらはいかがですか?
 
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鈴木 愛知県でもやはり空き家の相続が問題となっていますね。3年以内に名義変更しないと罰則が科されるルールになったので以前よりも管理はしやすいものの、例えば古い日本家屋に魅力を感じて住んでみたいと思っている人がいても、所有者との間でうまくマッチングできていない実情があります。
 
畑山 それだと、せっかくニーズがあるのに、買い手が付く前に解体してしまうかもしれないですね。
 
鈴木 そうなんです。なので、リフォームが得意な建築士さんに声をかけて、空き家をうまく再生して住んでもらうことも考えています。また、今お住まいの古い家の修理やリフォームのために、手に入りづらい古材にこだわって集めている方たちもいて、海外の富裕層からも引き合いがあるそうです。そういう案件も含め、今後、西尾市を中心に県内で展開していけたらいいですね。