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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

空き家問題を解決し 地域活性化につなげる
郷不動産 代表 小林郷子

 
プロフィール 三重県出身。高校時代から資格取得を始め、大学卒業後は証券会社に入社し、営業職に従事した。約4年の勤務の後、10代の頃に取得した宅建士の資格を活かすべく不動産会社に就職し、営業と事務両方の経験を積む。退社後、2022年に郷不動産を設立。基礎工事や土地造成などの知識と経験を武器に、不動産に関わる悩みに真摯に対応し、地元の顧客から厚い信頼を得ている。【ホームページ
 
 
 
郷不動産、小林郷子代表の仕事は、言わば不動産業における総合コンサルタントだ。小林代表は建築業界で基礎工事や設備工事、土地造成などに携わってきた。だからこそ土地や建物に関して、建築業・不動産業の両視点から、顧客のニーズに合った最適な提案が可能。大手では「できない」と断られた複雑な案件にも丁寧に取り組み、顧客の信頼を積み重ねてきた小林代表に、この仕事にかける思いについてうかがった。
 
 
 

空き家問題の解決を地域活性化につなげたい

 
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インタビュアー 畑山隆則(元ボクシング世界王者)
畑山 三重県津市を拠点に、不動産に関わるさまざまな事業を一手に引き受けていらっしゃる郷不動産の小林代表にお話をうかがいます。不動産業というと、やはり、土地や建物の売買や賃貸の仲介がメインですか?
 
小林 郷不動産では、畑山さんがおっしゃった土地や建物の売買、賃貸の仲介はもちろん、宅地開発やリフォーム、最近では空き家活用のご相談にも乗らせていただいています。
 
畑山 空き家活用ですか。確かに今、空き家が社会問題になっていると耳にしたことがあります。ここ三重県津市でも、空き家は増えているのでしょうか?
 
小林 はい、日本の空き家の数は増加傾向にあります。それは三重県でも同じで、特に、相続に伴う空き家増加の相談が増えていますね。ご依頼を受けて空き家の調査に行くと、その周辺の方からも相談を受けることが多いんですよ。
 
畑山 空き家の増加にお困りの方が多いのですね。空き家をそのままにしておくと劣化して、周囲の住宅にも影響が出ると聞いたことがありますよ。