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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

安心・安全な生活を守り
顧客に寄り添う地盤調査

 

地盤調査・地盤改良工事の重要性

 
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鶴久 現在中心に取り組まれている地盤調査・地盤改良工事というのはどんな仕事なんでしょうか。
 
黒沼 地盤調査とは、建物を建てる前にその地盤がどのくらいの重さに耐え、沈下に抵抗できるかを調べる作業です。調査方法は、大がかりな重機を使わずに行える日本でもメジャーな、スクリューウエイト貫入試験や、深い地層の調査もできるボーリング試験などがあります。そして、その調査をした結果、軟弱な地盤だった場合に行うのが地盤改良工事です。
 
鶴久 建物を建てる前に行う重要な調査なんですね。地盤改良工事についても詳しく教えてください。
 
黒沼 地盤の軟弱な部分が地表から設計深度8mの深い場合に用いられる、柱状改良工法や、2mまでの浅い場合に用いられる、表層改良工法などがあります。柱状改良工法は、まず地中に直径400m/m~100 m/mほどの穴を空けます。そして、掘り進める過程で水を混ぜたセメントを注入し土と混ぜ合わせ、円柱状の固い地盤を築くことで、構造物を支える工法です。表層改良工法は、地盤の弱い部分を掘り、セメント系固化材を土に混ぜて固め、強度を高める工法です。
 
鶴久 地盤が軟弱でも改良工事を行えば、安全な家に住むことができるんですね。家を建てるときは外観や内観のデザインにこだわりがちですけど、建物の基礎となる地盤にこそ、目を向けるべきだと思いました。
 
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黒沼 鶴久さんのおっしゃるとおりです。地盤調査を行わずに軟弱な地盤に家を建ててしまうと、地震による液状化や地盤沈下によって家が傾き、危険なだけでなく人体への健康被害を及ぼす可能性もあります。特に日本は地震が多い国なので、今後の南海トラフ地震も含めて、地盤調査の重要性は高いと思います。家が沈下してからの施工では非常に高額になってしまいますし、工事によるメリットやデメリット、相場などを知らないまま契約してしまう方も多いですから、まずはこういった工法や工事の必要性を含め、多くの方に知ってもらいたいと思っています。
 
鶴久 何かあってからでは遅いですから、前もって対応することが大事ですよね。他に行っている工事についても教えてください。
 
黒沼 新築・リフォーム、解体工事など、地盤改良の経験を活かしたさまざまな工事に対応しております。お客様目線で丁寧に説明し、家を建てる前も建てた後もしっかりとサポートいたしますので、お気軽にご相談ください!