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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

豊富な経験で実現する 超精密加工・製造
株式会社セティ 代表取締役 中本隆司

 
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インタビュアー 濱中治(野球解説者)
濱中 大阪府泉南市に拠点を置く株式会社セティの中本社長にお話をうかがいます。複合旋削加工機による超精密部品の試作、量産といったものづくりを手がけていらっしゃるそうですね。中本社長は昔からものづくりがお好きだったんですか?
 
中本 ものづくりよりも、ものをつくる機械に興味がありまして。例えば、野球であれば、バッドはどんな機械で削っているんだろうとか、グローブは何枚の布からできているんだろうかと考えていました(笑)。
 
濱中 確かに一般的な視点とは違うと思います。なかなか他の人が目をつけないところに興味を持たれていたんですね。
 
中本 そうなんです。そのようなこともあり、社会人一歩目から製造業に携わっています。そして、とにかく機械を触りたいという欲が強かった私は、2007年に弊社を立ち上げました。
 
濱中 本当に機械がお好きなんですね! 超精密部品をお取り扱いされているとのことで、実際にどういったものなのでしょう?
 
中本 主に半導体・電子工学分野の部品で、これらは創業時から携わってきたもの。電化製品には欠かせない部品なので、大手家電メーカーにも使われているんです。精密加工よりもさらに高精度な加工までできるのが弊社の強みですね。また、極小の小さなものまで加工することが可能です。全国的に見ても、ここまで細かい作業ができる製造会社は少ないと思います。
 
清潔感が保たれた、きれいな工場
清潔感が保たれた、きれいな工場
濱中 中本社長のこれまでのご経験や技術、さらに設備がしっかりと揃っているからこそ実現できることですよね。ところで、こちらでは医療系機器や自動車に関連する部品などのお取り扱いもされているとお聞きしました。
 
中本 ええ。もともと弊社は、半導体分野からスタートしました。しかし、お取引様とお話ししている中で、そのニーズにもっと応えたいと思うようになったんです。最近では、電子・半導体部品の加工技術やノウハウを活かして医療や自動車、航空系、工業用部品なども手がけるようになりました。