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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

負けず嫌いが大きな長所 職人集団が挑む解体工事
K.S campany 代表 酒巻亮太

 
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インタビュアー 水野裕子(タレント)
水野 大阪府大東市のK.S campany(ケーエス カンパニー)さん。事業内容は解体・土木・建設工事と産業廃棄物収集運搬で、今日は悪天候の中を奈良県の現場で奮闘し、そのまま駆け付けてくださったとか。本当にありがとうございます。それでは酒巻代表のご経歴を教えていただけますか。
 
酒巻 もともと私は建築塗装の職人で、解体業に転じたのが2018年頃のことです。その後、2年ほど会社に勤めたものの、人の下で働くのが向かない性格でして。施主様や元請けさんから直接「きれいにしてくれてありがとう」、「またお願いするよ」という感謝の言葉を聞きたくて、2020年に独立しました。私はとにかく人と話をするのが大好きです。ときにはしゃべりすぎて「話が長い」と言われることもあるほどなんですよ(笑)。
 
水野 どんな仕事も人と関わるものです。お取り引き先の喜びの声を聞くことができるとやりがいも大きくなりますよね。現在、どのあたりの範囲まで工事をお願いできるのでしょう。
 
酒巻 弊社の対応エリアは関西一円で、5人のスタッフと共に汗を流しています。私は7人きょうだいの長男で、3人の弟も一緒に勤務しているんです。また、次男も大東市で解体業の会社、誉興業(ホマレコウギョウ)を経営していますよ。私たちは母から「きょうだいは仲良くしなさい」と教えられて育ちました。だから、次男の会社とは互いに仕事を手伝うグループのようなものなんです。ときにはぶつかることもありますけどね(笑)。
 
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水野 人とぶつかるのはそれだけ本気という証拠です。弟さんとは、協力するだけでなく良きライバルでもあるとても良い関係を築けているようですね。それでは塗装業から解体業に転じた感想や、酒巻代表ならではのお取り組みを教えてください。
 
酒巻 解体の現場は体力勝負です。かけだしの頃は「厳しい仕事だ」と思ったものの、34歳の今も元気に現場を率いることができるので、自分も意外にやれるものだなと感じています。もちろん、まだまだ知らないことも多いので毎日が勉強の積み重ねです。道を歩いていて解体現場を見つけると、つい気になって観察してしまいます。その中で発見した良い点は積極的に自社の工事に取り入れているんです。