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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

「来てもらえる薬局、
出向く薬剤師」

 

無菌調剤室の規制を緩和してほしい!

 
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山西 私は調剤薬局の経営者であり、現場に立つ薬剤師をしています。地元の住吉区にバイアル調剤薬局をオープンしたのも、地域で最も質の高い薬局を自分の手でつくり上げたかったからで、儲けのためではないんです。最近は朝7時半から在宅訪問をして、仕事が終わり自宅に帰るのは夜21時ごろでして。その間、朝食も昼食も摂らず休憩もトイレに行くときだけという状況が続いてしまっていますが仕事に対しては苦ではありません。
 
タージン それほどお忙しいとなると、さすがに山西社長の体調が本当に心配ですよ。
 
山西 仕事をやりすぎて疲れが抜けず、帰宅後にすぐ眠ってしまう日々が多くなりました。それでも合間を見て、息抜きの時間はつくっているつもりです。
 
タージン それにしても、何が山西社長をそこまで前へ前へと突き動かすのでしょう。
 
山西 調剤薬局をとりまく厳しい状況の中で、私は意地になっているのかもしれません。でも、仕事は意地を張って夢中で取り組むからおもしろいのだと思いますね。
 
タージン これほど過酷な状況下でも、ひたすら仕事に励む山西社長のお姿はかっこいいです! 一方で、スタッフさんへの配慮や今後の展望を教えていただけますか。
 
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山西 弊社は、みんながしんどいことは社長が引き受け、のびのびと働いてもらいたく、福利厚生をいろいろ用意しています。そうやって、これからもスタッフに気持ちよく働いてもらえる環境を整えるつもりです。また、これは展望というより願望にはなりますが、弊社の店舗に無菌調剤室を設置したいと考えています。
 
タージン その実現は難しいことなのでしょうか。
 
山西 在宅訪問サービスに欠かせない輸液や注射薬を調剤するには、無菌調剤室が必要になります。ただ、国の規制が厳しく、弊社の調剤室にはスペースがなく設置するのは困難なんです。しかし、高齢化社会が進めば輸液や注射薬が必要な患者様も増えるばかり。ですから、質の高い薬局で地域の健康を守るためにも、国には調剤室外でも設置することを可能にするなど、制度を緩和してほしいと私は切に願っています!
 
タージン 常に患者さんファーストで走り続ける山西社長には頭が下がりますよ。でも、薬剤師さんも体が資本ですぜひ。患者さんのためにもスタッフさんのためにも、山西社長ご自身が健康に気を付けてこれからも頑張ってください。私も応援しています!
 
 
 
「仕事を楽しむ」とは‥
仲間と尊重し合いながら同じ目的に向かい、自分たちのスタンスを貫きながら結果を出し、また新しい目標を立て取り組んでいく。前を向いて走っていける会社と仲間が存在することで、ストレスなくいろんなことに挑戦できます。
(山西潤)
 
 :: 会社概要 :: 
  ■ 社名 株式会社バイアル
■ 本社 〒559-0004 大阪府大阪市住之江区住之江1-4-24
■ 事業内容 薬局運営
■ 設立 平成4年11月12日
■ 従業員数 19名
■ 主な取引先 アルフレッサ株式会社/東邦ホールディングス株式会社/株式会社スズケン/株式会社ケーエスケー/株式会社メディセオ/東和薬品株式会社
■ ホームページ https://www.vial-pharmacy.com