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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

子どもの悩みに寄り添う メンタルケアの専門家
田村メンタルヘルスケア 代表 田村剛彦

 
プロフィール 東京都出身。大学卒業後、大手製薬会社に就職し営業職として勤務。その後は大手建設会社の子会社に転職し、営業事務などを担当した。20年におよぶ社会人生活の中で精神的な疲労を抱えたことで、メンタルヘルスについて知識を深め、資格取得。2008年に心理カウンセラーとして独立し、2016年には田村メンタルヘルスケアを設立した。主に子どもや保護者の悩みに対するカウンセリングや、子育てに関するセミナーなどを行っている。【ホームページ
 
 
 
埼玉県さいたま市大宮区を拠点に心理カウンセリングを手がける、田村メンタルヘルスケア。田村剛彦代表は、会社員時代に心労で療養した際に心理カウンセリングと出合ったことで、同じ悩みを抱える人を救いたいとカウンセラーとしての活動を始めたという。不登校やひきこもり、発達障害の二次障害等の子どもと、子育てに関する悩みを持つ親を中心にカウンセリングを行っている田村代表に、その思いを詳しく聞いた。
 
 
 

会社員時代に心理カウンセリングと出合う

 
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インタビュアー 矢部美穂(タレント)
矢部 埼玉県さいたま市大宮区で心理カウンセリングを行う、田村メンタルヘルスケアの田村代表にお話をうかがいます。お聞きしたところ、以前は大手製薬会社にお勤めだったそうですね。
 
田村 はい。大学卒業後に製薬会社に就職しまして。病院や診療所などへの営業を担当し、10年間勤務しました。その後、大手建設会社の子会社に転職し、営業事務を担当するなどして、さらに10年ほど勤務したんです。
 
矢部 20年もの間、会社員としてキャリアを積んでこられたわけですか。現在のお仕事を始めたきっかけも教えてください。
 
田村 私自身がカウンセリングを受けたことが大きなきっかけですね。というのも、実は長く会社員として働く中で、人間関係での悩みや激務による疲労、ストレスなどが重なって抑うつ状態やパニック障害になってしまったんですよ。
 
矢部 田村代表ご自身が大変なご苦労をなさってきたんですね・・・。
 
田村 ええ。でも、療養中に素晴らしい心理カウンセリングを受ける機会がありまして。おかげさまで、自分自身のトラウマも克服でき、見事に回復に至りました。この経験を機に、同じような悩みを抱える方々の助けになりたいと考えるようになったんです。やがて、2008年に心理カウンセラーの資格を取得し、2016年にこの田村メンタルヘルスケアを設立しました。