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経営者インタビューEXECUTIVE INTERVIEW

痛みを知る税理士として 企業や事業の再生に尽力
東京ビジネスパートナーズ税理士法人 代表社員税理士 植原光隆

 
プロフィール 東京都出身。埼玉県大宮市で育つ。小学5年生のとき、父親が経営していた不動産会社が倒産し不遇の日々を過ごした。大学進学後、税金関係の勉強をしている中で、再度起業した父がバブル崩壊の影響で2度目の倒産。その後、税理士を目指し、国家試験に合格した。自身の経験から、一般的な税務業務より中小企業の立て直しに注力し、現在は事業再生のスペシャリストとして活動している。【ホームページ
 
 
 
事業再生のスペシャリストとして活動する、東京ビジネスパートナーズ税理士法人の代表社員税理士・植原光隆氏。その活動の根底にあるのは、父の事業失敗により始まった辛い日々だと言う。「同じような経験を経営者やその子どもたちにさせたくない」と熱く語る植原代表。経営の痛みや苦しみを誰よりも知る税理士として、一つでも多くの会社を救うため、今日も本気でクライアントの経営者に向き合っている。
 
 
 

会社の経営状態を把握し事業再生を行う

 
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インタビュアー 鎮西寿々歌(タレント)
鎮西 東京ビジネスパートナーズ税理士法人さんにお邪魔しています。植原代表は税理士事務所で25年以上のキャリアをお持ちだとか! 大ベテランなんですね!
 
植原 ええ、これまで主に中小企業における資金繰り相談や経営相談、業績改善や事業再生、税務相談などを行ってきました。
 
鎮西 経営相談や事業再生というと、経営コンサルタントのお仕事だと思っていました。税理士さんも行えるんですか?
 
植原 税理士は決算書や財務諸表などから会社の経営状態を読み取り、優先的に取り組むべき事柄の判断を下せます。そのため、会社全体の改善のかじ取りは、実は税理士のほうが得意なはずなんですよ。もっとも、経営面でのサポートを行うには高度な知識や経験が求められ、責任も伴います。そのため、私のように経営相談や事業再生の方面に進む税理士は、そう多くありません。
 
鎮西 そうなんですか。ではどうして、植原代表はこの方面に進もうと思われたのでしょう?
 
植原 父が不動産会社を経営していたので、子どもの頃から中小企業の経営が身近だったことが一つですね。特に、経営の“痛み”を、身をもって知ったことが大きいです。